今こそ読みたいおすすめの医療系マンガ!感染症がテーマの『リウーを待ちながら』とは?
ここ数カ月で急速に身近な存在となってしまった「感染症」。かつてないほど多くの人々が感染症に関心の目を向けるなか、感染症対策の最前線を描いた本格医療マンガ『リウーを待ちながら』が再び注目を集めています。
2018年の連載当時、フィクション作品でありながら、感染症対策の最前線をリアルに描ききったストーリーは、ノンフィクションさながらの完成度として高く評価されていました。ご都合主義もヒロイズムもない、感染症の現実を伝える『リウーを待ちながら』は、2020年の今こそ読んでおきたい名作マンガです。
『リウーを待ちながら』は全3巻で完結済み。現在の日本の状況をそのまま描いたような本格ストーリーに、つい一気読みしてしまうこと必至です。
長引く外出自粛ムードに飽きてきた人や、自宅でできる暇つぶしのネタが尽きてきた人、巣ごもり期間にじっくり読めるマンガを探している人は、ぜひ一度本作を手に取ってみるといいでしょう。
今こそ読みたいおすすめの医療マンガ『リウーを待ちながら』
感染症対策の最前線で戦う一人の医師を描いた本格医療サスペンス。
『リウーを待ちながら』は、『ネメシスの杖』や『インハンド』など、本格医療マンガで評価が高い漫画家・朱戸アオの作品。2017年から2018年にかけて青年漫画誌「イブニング」で連載していた本作は、全3巻で完結済みとなっている。
『リウーを待ちながら』は、街の総合病院に勤務する内科医が主人公。その病院にある日、若い自衛官が急患として運び込まれるが、容態が急変。一時は心配停止の状態に。懸命の処置により一命は取り留めたものの、まだ容態の安定しない患者を自衛隊はその日のうちに連れ帰ってしまう。自衛隊の対応をおかしく思った主人公は、患者の移送先である自衛隊病院にその後の容態を問い合わせるも「お答えできません」の一点張り。そして、その一件の直後から主人公の病院では、治療にあたったスタッフ含め、同じ症状で急死する患者が相次ぐようになる…。
感染症で少しずつ世界が崩壊していく描写が非常に生々しく、決して万能ではない医療と、医療従事者の真実の姿に読んでいて息が詰まるほど。まさに今、感染症との戦いが繰り広げられている医療現場、そして日々の生活に重ねて読むことで、考えさせられることの多い医療マンガと言える。自宅で本格医療マンガをじっくり読みたい人にはもちろん、長引く自粛期間に飽きてきた人や、感染症対策の現場についてマンガで学びたい人など、多くの人に『リウーを待ちながら』をおすすめしたい。
感染症で静かに壊れゆく日常を描いた『リウーを待ちながら』をアプリでチェック!
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今こそ読みたい本格医療マンガ『リウーを待ちながら』に注目!感染症対策の最前線を描く本作は、色々なことを考えさせられる名作マンガでござるよ