おすすめの本屋大賞受賞作品5つを紹介!読書初心者でも楽しめる作品は?

読書初心者でも楽しめる!本屋大賞受賞作品おすすめ5選

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Author:ひま侍

2018年4月10日に「2018年本屋大賞」の結果発表と授賞式がおこなわれ、直木三十五賞受賞作家でもある辻村深月さんの『かがみの孤城』が大賞を受賞しました。
このニュースは、テレビや新聞等でも大きく取り上げられ、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

「本屋大賞」は、全国の書店員が自分で読んで面白いと思った、「今いちばん売りたい本」を選ぶ文学賞。そのため、「面白い本を読みたいが、何から読んでいいのかわからない」という方は、本屋大賞を受賞した本をチェックしてみるのがおすすめです。とは言え、本屋大賞は2018年で15回を迎え、歴代の本屋大賞受賞作だけでも15作品。2位から10位までの入賞作品も含めると、その作品数は150以上と非常に膨大です。

そこで、今回の特集では、ひま侍編集部が歴代の本屋大賞受賞作品のなかから、普段あまり本を読まないという読書初心者でも楽しめる、おすすめの5作品をピックアップ。作品のあらすじやおすすめのポイントを、わかりやすくご紹介します。
本屋大賞受賞作品の中からおすすめの作品を読みたい方はもちろん、暇な時間を利用して、面白い本を読みたいと思っている方はぜひチェックしてみてください。

本屋大賞とは
NPO法人「本屋大賞実行委員会」が運営する文学賞。
「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本」をキャッチコピーに、過去一年間の間に刊行された日本の小説の中から、全国の新刊書を取り扱う書店で働く書店員(※オンライン書店も含む)の投票によって選出される。
また、本屋大賞には、「翻訳小説部門」と「発掘部門」も設けられており、翻訳小説部門は過去一年間に日本で翻訳された小説(新訳も含む)の中から、発掘部門はジャンルを問わず、過去に出版された本の中で時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと思う作品の中から、それぞれ書店員の投票によって選ばれる。
特定の選考委員によって選出される芥川賞・直木賞とは異なり、本屋大賞は、全国の書店員が作品を選ぶため、選出される作品も親しみやすいものが多く、近年、数ある文学賞の中でも注目を集めている。

1.歴代の本屋大賞受賞作品一覧!

はじめに、歴代の本屋大賞(1位)受賞作品を最新のものから順にご紹介します。

2018年 第15回
  • 『かがみの孤城』
  • 辻村深月(著)/ポプラ社
2017年 第14回
  • 『蜜蜂と遠雷』
  • 恩田陸(著)/幻冬舎
2016年 第13回
  • 『羊と鋼の森』
  • 宮下奈都(著)/文藝春秋
2015年 第12回
  • 『鹿の王』
  • 上橋菜穂子(著)/角川文庫
2014年 第11回
  • 『村上海賊の娘』
  • 和田竜(著)/新潮文庫
2013年 第10回
  • 『海賊とよばれた男』
  • 百田尚樹(著)/講談社文庫
2012年 第9回
  • 『舟を編む』
  • 三浦しをん(著)/光文社文庫
2011年 第8回
  • 『謎解きはディナーのあとで』
  • 東川篤哉(著)/小学館文庫
2010年 第7回
  • 『天地明察』
  • 冲方丁(著)/角川文庫
2009年 第6回
  • 『告白』
  • 湊かなえ(著)/双葉文庫
2008年 第5回
  • 『ゴールデンスランバー』
  • 伊坂幸太郎(著)/新潮文庫
2007年 第4回
  • 『一瞬の風になれ』
  • 佐藤多佳子(著)/講談社文庫
2006年 第3回
  • 『東京タワー ―オカンとボクと、時々、オトン』
  • リリー・フランキー(著)/新潮文庫
2005年 第2回
  • 『夜のピクニック』
  • 恩田陸(著)/新潮文庫
2004年 第1回
  • 『博士の愛した数式』
  • 小川洋子(著)/新潮文庫

Pick Up本屋大賞受賞作品を電子書籍で楽しもう!

ひま侍コラム 本屋大賞受賞作品は、紙の本はもちろん、電子書籍でも楽しむことができます。電子書籍のメリットは、PC・タブレット・スマートフォン等があれば、読みたい本を何冊でも簡単に持ち歩くことができ、いつでもどこでも読める点。読みかけの重たい本を持ち歩く必要がないため、非常に便利です。また、紙の本と比較して安い値段で購入できるケースがある点も、電子書籍の大きな魅力といえるでしょう。さらに、電子書籍ストアによっては、マーカーや、しおり機能が利用できるところもあり、簡単に読み返したりまとめることも可能。便利かつ手軽に読書を楽しむことができます。 本屋大賞受賞作品の中には、試し読みに対応している作品もあるので、気になる作品があれば、電子書籍でチェックしてみるのがおすすめ。

BookLive!

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本屋大賞特集ページはこちら
BookLive!は、凸版印刷グループが運営する電子書店。書籍はもちろん、週刊・月刊の連載マンガや、雑誌等も幅広く取り扱っている。また、電子書籍の購入でTポイントを貯める・使うことが可能。さらに、電子書籍をお得に購入できるキャンペーンやクーポンが充実している点も嬉しい。
加えて、BookLIve!には、本屋大賞の特集ページもあるので、本屋大賞受賞作品を電子書籍で楽しみたい人は要チェック。
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2.本屋大賞受賞作品おすすめ5選

ここでは、歴代の本屋大賞(1位)受賞作品の中から、ひま侍編集部が厳選したおすすめの5作品をご紹介します。
あらすじ・作品情報はもちろん、おすすめのポイントや読みやすさ等も解説しているので、歴代の本屋大賞受賞作品の中から、特に面白い作品を読みたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

本屋大賞受賞のおすすめ作品 その1:『羊と鋼の森』

2016年 第13回本屋大賞受賞作品

羊と鋼の森

羊と鋼の森

著者 宮下奈都(みやしたなつ)
ジャンル ヒューマンドラマ
書籍情報 単行本:1,620円(税込)
出版社:文藝春秋
ページ数:243ページ 文庫:702円(税込) 電子書籍:700円(税込)
その他作品情報 山崎賢人主演で実写映画化
▽映画「羊と鋼の森」
2018年6月8日公開
あらすじ(Amazonより)
高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。ひたすら音と向き合い、人と向き合う外村。個性豊かな先輩たちや双子の姉妹に囲まれながら、調律の森へと深く分け入っていく―。一人の青年が成長する姿を温かく静謐な筆致で描いた感動作。

2016年の第13回本屋大賞受賞作『羊と鋼の森』は、第154回直木三十五賞候補ともなった、宮下奈都による長編小説。2018年には、山崎賢人主演で実写映画化され(※2018年6月8日から公開)、注目を集めている。 主人公「外村」の1人称による静かな語り口で展開する本作は、情景が繊細かつ鮮やかに描写されており、イメージが浮かびやすく、長編小説があまり得意ではない人でも読みやすい
また、「ピアノの調律」をテーマとした物語だが、主人公が一人前の調律師を目指すうえでの葛藤と成長を丁寧に描いており、悩み、苦しみながらも常に自分の仕事と真剣に向き合う姿には、ピアノに全く触れたことのない人も共感できるだろう。加えて、本作には、外村と同じように悩む人の背中をそっと押してくれる優しさがあり、自分が打ち込んでいることや仕事、進路等に悩みや不安を抱えている人におすすめ
さらに、タイトル『羊と鋼の森』に使われている言葉には、それぞれ、「羊=フェルト(ピアノのハンマーの材料)」、「鋼=ピアノの弦」、「森=ピアノの材質である木材、ピアノが鳴らす音色」という意味があり、作中でこの「羊」「鋼」「森」は、作品のキーとなる概念としてもたびたび登場する。この点に注目して本作を読むのも良いだろう。

本屋大賞受賞のおすすめ作品 その2:『夜のピクニック』

2005年 第2回本屋大賞受賞作品

羊と鋼の森

夜のピクニック

著者 恩田陸(おんだりく)
ジャンル 恋愛・青春小説
書籍情報 単行本:1,728円(税込)
出版社:新潮社
ページ数:455ページ 文庫:767円(税込) 電子書籍:799円(税込)
その他作品情報
  • 第26回吉川英治文学新人賞を受賞
  • 2006年9月に多部未華子主演で実写映画化。
あらすじ(Amazonより)
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。
本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

2005年 第2回本屋大賞受賞作の『夜のピクニック』は、不朽の青春小説とも言われる、恩田陸の初期作品。第26回吉川英治文学新人賞も受賞、2006年には多部未華子主演で実写映画化もされており、高い評価・人気を獲得。さらに、2017年の「新潮文庫の100冊(※毎年夏におこなっている新潮文庫のキャンペーン)」にも選出され、多くの人に読まれ、長く愛されている作品の一つとなっている。
本作は、会話・心情描写を中心に物語が進むため、読みやすく、普段本をあまり読まないという人にもおすすめ
また、高校生が中心の物語だが、普遍的な青春を描き、青春のきらめきや切なさ、葛藤や恋心等を追体験できるので、中高生や大学生はもちろん、大人が読んでも楽しめる
ちなみに、著者の恩田陸は『蜜蜂と遠雷』で、2017年第14回本屋大賞・第156回直木三十五賞も受賞。『夜のピクニック』以外に、恩田陸の作品を読んでみたいという人は併せてチェックしておきたい。

本屋大賞受賞のおすすめ作品 その3:『告白』

2009年 第6回本屋大賞受賞作品

告白

告白

著者 湊かなえ(みなとかなえ)
ジャンル ミステリー
書籍情報 単行本:980円(税込)
出版社:双葉社
ページ数:268ページ
文庫:669円(税込)
その他作品情報
  • 第1章「聖職者」が小説推理新人賞を受賞した、デビュー作品
  • 2008年度「週刊文春ミステリーベスト10」第1位
  • 2010年6月に松たか子主演で実写映画化。
あらすじ(Amazonより)
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。」
我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラーが遂に文庫化!
“特別収録”中島哲也監督インタビュー『「告白」映画化によせて』。

『告白』は、2009年 第6回本屋大賞を受賞した、湊かなえのデビュー作。2008年度「週刊文春ミステリーベスト10」第1位も受賞し、文庫版の累計売上は250万部を超えるベストセラー小説。2010年には松たか子主演で実写映画化されている。高い人気を誇る作品だが、その一方で、 「イヤミス(=いやな気分になるミステリー)」としても名高く、後味の悪さに定評がある
本作は、ある事件を関係者たちの「告白」によって描き出し、真相に迫る物語。各章は独立しており、被害者の母、加害者と級友、加害者の家族等、事件関係者のモノローグ(告白)形式で語られる。それぞれの「告白」は、各人物の主観によるもので、事件の捉え方や加害者・被害者に対する感情は各々異なり、すれ違いはあるものの、読み進めるうちに、ばらばらの情報が少しずつ繋がっていき、衝撃的なラストへと導かれる構成は見事。事件自体は単純であるものの、複数の視点から物語を立体的に作り上げ、事件の表層からは見えない闇を描き出している点は、本作の大きな魅力といえるだろう。
基本的にモノローグ形式で進んでいくため、文章は読みやすいが、張り巡らされた伏線と構成の巧みさによって、完成度の高い読み応えのある作品となっており、面白いが難しくないものが読みたいというミステリー初心者の人にもおすすめの一冊

本屋大賞受賞のおすすめ作品 その4:『天地明察』

2010年 第7回本屋大賞受賞作品

天地明察

天地明察

著者 冲方丁(うぶかたとう)
ジャンル 歴史小説
書籍情報 単行本:1,944円(税込)
出版社:角川書店
ページ数:475ページ 文庫(上下巻):各596円(税込) 電子書籍(上下巻):各408円(税込)
6月14日まで※通常価格は各583円(税込)
その他作品情報
  • 第31回吉川英治文学新人賞受賞
  • 2012年9月に岡田准一主演で実写映画化。
あらすじ(Amazonより)
徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く―。日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説。第7回本屋大賞受賞作。

2010年 第7回本屋大賞受賞作の『天地明察』は、SFを中心にライトノベル、アニメ脚本、漫画原作などを幅広く執筆している冲方丁初の歴史小説。第31回吉川英治文学新人賞も受賞し、第143回直木三十五賞の候補にも選出されたほか、第4回大学読書人大賞も受賞しており、歴史小説というジャンルでありながら、若い世代からも高い人気を獲得している。また、2012年には岡田准一主演で実写映画化された。
江戸時代前期に活躍した渋川春海という歴史上に実在する人物の生涯を描いた物語。その当時使われていたのは中国の暦で、導入から800年の時を経て、誤差が生まれ始めていた。暦は人々の生活を支えるインフラであり、宗教、経済等にも影響を及ぼす重要なもの。幕府は日本独自の暦を作るという一大事業を立ち上げ、碁打ちに生まれながらも己の境遇に飽き、算術に明け暮れていた渋川春海を新暦の編纂者に任命する。
本作は、新暦の編纂と改暦という難しい題材を取り上げた小説だが、主人公たちの情熱と真摯な姿が生き生きと描かれており、物語のテンポも良いため、読みやすい。また、登場人物のセリフがあまり古風な言葉づかいをしておらず、歴史小説を読み慣れていない人にもおすすめ

本屋大賞受賞のおすすめ作品 その5:『鹿の王』

2015年 第12回本屋大賞受賞作品

鹿の王

鹿の王

著者 上橋菜穂子(うえはしなほこ)
ジャンル ファンタジー
書籍情報 単行本(上下巻):各1,728円(税込)
出版社:角川書店 ページ数:上巻568ページ+下巻560ページ 文庫(全4巻):各691円 電子書籍(1~4巻合本版):2,484円(税込)
その他作品情報
  • 2015年度第4回医療小説大賞受賞
あらすじ(Amazonより)
強大な帝国・東乎瑠から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角”。妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てるが!?たったふたりだけ生き残った父と子が、未曾有の危機に立ち向かう。壮大な冒険が、いまはじまる―!

2015年 第12回本屋大賞受賞作品の『鹿の王』は、壮大かつ緻密な世界観で描かれる、「疫病」をテーマにしたファンタジー長編。2015年度 第4回医療小説大賞も受賞している。 著者の上橋菜穂子は、NHKで大河ドラマ化された『精霊の守り人』の原作者でもあり、2014年に「児童文学のノーベル賞」とも呼ばれる国際アンデルセン賞作家賞を受賞する等、国内外からの評価・人気が高い児童文学作家。ちなみに、 上橋菜穂子作品は、児童文学として出版されているが、緻密な世界観と深みのあるストーリーによって大人のファンも多く、幅広い年代の読者に愛されている
『鹿の王』も他の上橋菜穂子作品同様、ファンタジー作品ではあるものの、国家の争いを背景に、様々な思惑が絡み合う複雑な人間関係が描かれている他、生態系の破壊やそれに伴う生命の進化・退化、医学の進歩など、現実世界に通じる問題を取り上げており、読み応えのある大人向けファンタジーとなっている。また、一見、難しいテーマを扱っているものの、児童文学ということもあり、文章はわかりやすく読みやすい。文章量が多く、ボリュームのある作品だが、息をつかせぬ展開で一気に読める本作は、「ドキドキする本が読みたい」「ある程度ひまな時間があり、本の世界に没頭したい」という人におすすめの作品といえるだろう。

Pick Up! 本屋大賞ランクイン!こちらの作品もおすすめ

夜は短し歩けよ乙女

2007年 第4回 本屋大賞第2位受賞

『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦(著)
あらすじ(amazonより)
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。

第20回山本周五郎賞受賞作品。第137回直木三十五賞候補にも選出されている。2017年4月には湯浅政明監督によりアニメ映画化され、星野源が声優をつとめたことでも話題になった。 さえない男子大学生「先輩」が、無邪気な後輩女子「黒髪の乙女」に想いを寄せ、偶然を装って出会うことで彼女の気を引こうと、「な」るべく「カ」ノジョの「目」にとまる「ナカメ作戦」を実行するべく彼女を追いかけていく、京都を舞台に繰り広げられるドタバタ恋愛コメディ。 森見登美彦の少し古めかしくシニカルでテンポの良い文体と、ユニークなキャラクター、夢と現実が交錯する世界観は「森見ワールド」とも呼ばれ、一度読みだすと止まらない中毒性を帯びている。古い文章からの引用が多く、言い回しも独特なため、ちょっと個性的な作品を楽しみたい人や、読書上級者におすすめ

カラヴァル(Caraval)深紅色の少女

2018年 本屋大賞 翻訳部門第1位受賞

『カラヴァル(Caraval)深紅色の少女』 ステファニー・ガーバー(著)西本かおる(訳)
あらすじ(amazonより)
ようこそ、世界最大のショーへ!すべては演技。偽りの世界です。

刊行前から世界中で高い評価を獲得しており、30か国以上で翻訳が決定している話題作
2017年1月にアメリカで刊行され、「ニューヨーク・タイムズ ベストセラーリスト」ヤングアダルト部門に14週連続ベスト10入りを果たした、”冒険と恋に翻弄される少女を描いたファンタジー作品”。
本作では、領主の娘として厳しく育てられたスカーレットが、「カラヴァル」という年に一度、世界のどこかで開催されるという魔法のゲームに招待され、魔法と嘘に満ちた世界を冒険する姿が描かれている。
『ハリー・ポッター』シリーズや、『ダレン・シャン』シリーズ等の海外ファンタジーが好きだった人はもちろん、少しダークな雰囲気のファンタジーが好きという人はぜひチェックしておきたい作品。2018年6月には、シリーズ最新作「レジェンダリー 魔鏡の聖少女」が発売。
参考:https://ddnavi.com/news/394461/a/

3.まとめ

歴代の本屋大賞受賞作品の中から、おすすめの作品5つをご紹介した本特集はいかがでしたか?
「本屋大賞」は、全国の書店員が自分で読んで面白いと思った、「今いちばん売りたい本」の中から選ばれる賞。受賞作品は、読みやすく、かつ面白い作品が揃っており、普段あまり本を読まない人でも読書を楽しむことが可能です

本屋大賞の受賞作品から、何かおすすめの本を読んでみたいという方はもちろん、暇な時間や、ちょっとしたスキマ時間を利用して何か面白い本を読みたいと考えている方は、本特集を参考に、自分のお気に入りの一冊を見つけ、読書を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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