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Author：佐藤葉月

自宅で過ごす時間が長くなり、アニメを見る機会が増えた人も多いのではないでしょうか？
「メジャーどころのアニメはもう見尽くしてしまった。次は何を見れば？」と迷っている人や、「メジャーなアニメの王道感は、自分には合わない！」と思っている人におすすめしたいのが、知る人ぞ知る、マイナーどころの名作アニメ。
今回のひま侍の特集では、マイナーだけど面白い、おすすめの名作アニメをランキング形式で紹介します。ディープさや、ぶっ飛び感、不思議さなど、マイナーだからこその特徴を味わえる個性的な作品ばかり。
面白いアニメを探している方は、本特集をぜひチェックしてみてください！

Pick Up

マイナーだけど面白い！おすすめのアニメランキング

ここからは、ひま侍編集部がおすすめする、マイナーだけど面白いアニメをランキング形式でご紹介します。あらすじや見どころなどを参考に、好みのアニメをぜひ見つけてみてください。まったく好みでないアニメをあえて見てみるのも、新しい世界に出合うことができて楽しいかも！？

91Days

家族を殺された、一人の男がマフィアに立ち向かう91日間の復讐劇を描いたアニメ

90秒本PV

91Daysの見どころ①
実力派クリエイターがスタッフ陣に集結！激動の91日間を本格ドラマで描く

監督を「鬼灯の冷徹」や「となりの怪物くん」を手掛けた鏑木ひろ、シリーズ構成を「ハイキュー !!」や「銀の匙 Silver Spoon」を担当した岸本 卓、制作を「デュラララ!!×２」を手掛けたアニメ制作会社「株式会社朱夏」が務めた本作。超人気アニメを手掛けた実力派クリエイターたちが集結し、マフィアの世界を舞台にした復讐劇という、複雑でダークな世界観を超本格的ドラマで描いています。

91Daysの見どころ②
予測不可能で劇的な展開に息をのむ！

たった一人でマフィアに立ち向かう、主人公のアヴィリオ。彼は、視聴者の想像をはるかに超えるアイデアで、復讐劇を巻き起こしていきます。時には銃撃戦もあり、手に汗握るスリリングな展開から目が離せません。特に、ラストは「衝撃的過ぎる！」と話題沸騰。復讐のために生きてきたアヴィリオの行く末を、ドキドキしながら見つめましょう。

91Daysの見どころ③
個性豊かなキャラクターたちのバックボーンや物語にも注目！

主人公・アヴィリオによる復讐劇ではありますが、たくさんの個性的なキャラクターが登場し、複雑に絡み合って物語が展開されています。どのキャラクターに感情移入するかで、物語の見方は大きく変わるはず。主人公以外のキャラクターの背景や関係性にも注目です。

四畳半神話大系

もし、ほかの道を選んでいたら？並行世界を描いた奇妙な物語

四畳半神話大系の見どころ①
人気イラストレーター・中村佑介が描くノスタルジックな世界

森見登美彦による小説をアニメ化した本作は、キャラクター原案を中村佑介が務めています。中村佑介は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONやスピッツなど多くの有名アーティストのCDジャケットなどを手掛ける人気のイラストレーター。ノスタルジックかつ”ネオ”な要素が同居するムードたっぷりのデザインで、個性豊かなキャラクターたちの姿が彩られています。

四畳半神話大系の見どころ②
小説の要素を活かした、早口ナレーション

独特の語り口でつづられるのが特色の「森見登美彦ワールド」を再現すべく、本作では主人公の心情の吐露（ナレーション）を軸にストーリーが展開されます。
監督の湯浅政明氏は、「頭の中で考えるスピードは、たぶん喋るスピードよりも全然速いはず」と、あれこれ頭の中で考えをめぐらせる主人公の思考を聞き取れるか聞き取れないかほどの早口ナレーションで演出。この早口ナレーションが生み出す独特のテンポ感は、本作の魅力です。

四畳半神話大系の見どころ③
見進めるほどに好きになる！キャラクターたちのサブストーリー

主人公以外のキャラクターにも、それぞれきちんとストーリーがあり、掘り下げれば掘り下げるほど、いろいろなことが見えてきます。湯浅監督いわく、「1回、2回でへこたれず、6回、7回と観てください。必ず面白くなります。トータルで観ていただけると、各話の面白さとはちがった、また新たな面白さが見えてきます」とのこと。
何周も鑑賞する楽しみを知っている”通”のファンも多いのではないでしょうか？

パンティ&ストッキングwith Garterbelt

下ネタ、パロディ、ブラックジョーク連発のスーパーハイテンションコメディ

パンティ&ストッキングwith Garterbeltの見どころ①
放送禁止用語を連発！？　奔放過ぎる主人公が大暴れ

レビューには、「インパクトと下品さでは他の追随を許さない作品」、「品性下劣な糞アニメ（褒め言葉）w」、「下ネタを言うのが楽しい中学生のような気持ちのまま大人になった方にお勧めｗ」などのコメントが並ぶ、なかなかに過激な作品。アメリカン・カートゥーンを連想させるキュートな作画でありながら、挑戦的な内容でファンを魅了します。

パンティ&ストッキングwith Garterbeltの見どころ②
小説の要素を活かした、早口ナレーション

設定・世界観だけでなく、アニメーション作画も突き抜けたクオリティを誇る本作。アニメーションという手法を限界まで駆使し、背景までもがグルグルと動くなど、見ていて楽しくなるような仕掛けがいくつもあります。ところどころに織り交ぜた実写や、ファンが驚く戦闘シーンの細かい描写など、芸術性の高さも見逃せません。

パンティ&ストッキングwith Garterbeltの見どころ③
パロディ、ブラックユーモア満載で、元ネタとの比較もおもしろい

作中では、洋画や海外のバンドのパロディ、ブラックユーモアやアメリカンジョークなどが連発されます。洋画や海外の音楽・文化が好きで元ネタを知っている人なら、より楽しめるはず。
日本人向けに作ろうしていないからか、あらゆる部分で突き抜けていて、普通のアニメでは物足りない！という人にぴったり。

つり球（つりたま）

ゆるくも奥深い、4人の少年たちの釣り青春物語

つり球（つりたま）の見どころ①
思春期の少年の心の機微を、繊細に表現

「明日、アイツに挨拶しようかな？どうしよう？」など、大人にとっては些細なことでも、大きなことに思える思春期の頃。「そんな日常の機微を表現したい」と中村監督は語っています。シリーズを通して描かれるのは、「成長」というよりも、登場人物たちのささいな「変化」。一見ささいな、けれども彼らにとっては大きな出来事を見守る楽しさがあります。

つり球（つりたま）の見どころ②
自称・宇宙人から見た、釣りの奥深さを描く

主要な登場人物の一人、ハルは「自称・宇宙人」という設定。本作は、釣り好きの宇宙人が、主人公のユキに釣りを薦めるというストーリーとなっています。
中村監督いわく、「海外の方が茶道にハマっていたり、京都でお酒を作っていたりする姿を見て、日本文化の魅力を再発見することってありませんか？それを宇宙人から見た釣りに当てはめてみたらどうだろうと」とのこと。この「自称・宇宙人」設定が、不思議でシュールな物語のスパイスになっています。

つり球（つりたま）の見どころ③
ふんわりゆるい「頑張り過ぎない感」が心地いい

本作は、押しつけがましい上昇志向や、「頑張れば報われる」というような窮屈な価値観を一切排除したゆるい雰囲気が全体に漂っていて、気楽に見られるのが魅力。
「大事なもの、優先順位、そんなものみんなバラバラでいいじゃんって思っています。」と語る中村監督の想いが込められた、熱過ぎずもほのかにキラキラしている、そんな心地良さを感じる作品です。

フリップフラッパーズ

異世界「ピュアイリュージョン」で、先の読めないバトルが幕を開ける！

第1話　予告動画

フリップフラッパーズの見どころ①
これぞファンタジー！なんでもありの不思議な世界観

フリップフラッパーズの魅力は、何と言っても異世界「ピュアイリュージョン」の不思議な世界観。レビューには、「これぞファンタジー」「異世界の描写が素晴らし過ぎます！」「作り手の遊び心、自由度を感じる」との声がいくつも並んでいます。
現実では不可能なことでも、異世界ならば何でもできる。そのぶっ飛び感を体感してみて。

フリップフラッパーズの見どころ②
著名なアニメーターたちが贈る、圧倒的な作画クオリティ

フリップフラッパーズは、作画のクオリティの高さも見逃せません。異世界「ピュアイリュージョン」の色鮮やかな街並み、静止画ではなく動きのある背景、迫力のある戦闘シーンなどは、作画にこだわるアニメファンを魅了しています。レビューのなかには、「視覚的な刺激があって、見ているだけでも楽しい」との声も。

フリップフラッパーズの見どころ③
先が読めない展開と名作オマージュの数々

設定がかなり奇抜なこともあり、王道感のある展開は一切なし。「次のシーンでは一体何が起きるんだ？」と、すぐ先も読めないワクワク感に引き込まれます。
また、名作アニメや名画などのオマージュがところどころに散りばめられていて、それを発見する楽しみも。ストーリーの最初から最後まで、そして画面の隅から隅まで見逃せません。