人工知能搭載!注目のIT機器「スマートスピーカー」とは?

スマートスピーカーとは?Amazon、Google、Apple他・・・おすすめのスマートスピーカー5機種を比較!

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スマートスピーカーとは?

Author:ひま侍

スマートフォンの次に来るIT機器として注目を集めているスマートスピーカー
最近、雑誌やニュース、新聞等で取り上げられることも多く、「スマートスピーカー」という言葉を聞いたことがある・・・という方もいるのではないでしょうか?
その一方で、「スマートスピーカーがあると、何がどう便利になるのか?」「どんな機種があるのか?」「そもそもスマートスピーカーって何?」と思う方も多いはず。

そこで、今回の特集では、今、ジワジワと注目を集めているスマートスピーカーをピックアップし、利用できる機能やサービスを解説。さらに、編集部がおすすめするスマートスピーカーの特徴を比較していきます。
本特集を参考に、スマートスピーカーの基礎をチェックしましょう。

スマートスピーカーとは

スマートスピーカーとは?

スマートスピーカーとは、インターネット接続機能と、人工知能(AI)を活用した音声認識機能を持つスピーカーのこと。
スピーカーに話しかけると、音楽再生やインターネット検索、周辺機器の操作等、様々な機能やサービスを利用することができます。

スマートスピーカー・イメージ画像

スマートスピーカーは、アメリカにおいて、2014年にAmazonが「Amazon Echo(アマゾンエコー)」を発売したのが最初。その後、Googleをはじめ、Amazon以外の企業も、スマートスピーカーの提供を開始しており、2016年後半以降、北米圏を中心に、急速に市場を拡大しています。

では、スマートスピーカーは、具体的にどのようなことができるのでしょうか?
スマートスピーカーで利用できる機能やサービスの幅は、今後、広がっていくと考えられますが、2017年7月現在、主に以下の機能・サービスを利用することが可能です。

スマートスピーカーでできること

1. 音楽の再生

従来のスピーカーと同じように、音楽を再生することができます。加えて、再生する曲については、「○○(曲名、アーティスト名)の曲」「○○な感じの曲」等、指定可能。また、プレイリストや再生履歴から、スピーカーがユーザーの好みを学習し、おすすめの曲をレコメンドしてくれる機能も

2. インターネット検索、天気予報・ニュースのチェック

スマートフォンの音声アシスタント機能と同様、「○○について教えて」「今日の天気は?」等、知りたい情報をスマートスピーカーに質問することで、Webサイトの中から、ユーザーが知りたい情報を音声で伝えてくれます。また、「○○を買って」と話すことで、簡単にネットでの買い物ができるスピーカーも。

3. 家電製品をはじめ、周辺機器の操作

照明のオンオフや明るさの調整、エアコンやテレビの操作等、スマートスピーカーに対応している製品であれば、声だけで簡単に操作することが可能です。

また、スマートスピーカーには、人工知能が搭載されており、使えば使うほど、人工知能が学習するため、その精度が向上。よりユーザーが必要とする情報を正確かつスピーディーに伝えてくれるようになります。
この点も、スマートスピーカーを利用する上で、チェックしておきたいポイント。

おすすめのスマートスピーカーを比較

ここでは、おすすめのスマートスピーカーをご紹介します。日本での発売が決まっているものもあれば、未定・・・というものもありますが、近い将来、日本でも発売されるはず。
各スマートスピーカーの特徴をチェックしていきましょう。

※以下の掲載情報は、2017年7月13日現在のものです。

Amazon「Amazon Echo(アマゾンエコー)」

Amazon「Amazon Echo(アマゾンエコー)」

Amazon「Amazon Echo(アマゾンエコー)」

国内販売 2017年 年内(予定)
価格 未定
※アメリカでは180ドル(約20,400円)で販売
サイズ/重量 直径84mm×高さ235mm/1,064g
起動ワード 「Alexa(アレクサ)」

Amazonが所有する人工知能「Alexa(アレクサ)」を搭載したスマートスピーカー。
音楽の再生はもちろん、インターネット検索や、天気予報・ニュース・Kindle書籍の読み上げ、家電製品の操作等、様々な機能を利用することができる。さらに、Amazonでのショッピングにも対応しており、「○○を買って」とスピーカーに話しかければ、注文が完了。Amazonの購入履歴から、再注文をすることもできる。
また、本体には、7つのマイクが内臓され、あらゆる方向からの音声キャッチができる他、スピーカーに話しかけてから1秒以内という素早いレスポンスを実現している点も魅力
日本での発売は、2017年の年内を予定しているが、Amazonを利用することが多い人であれば、ぜひチェックしておきたいスマートスピーカーといえるだろう。

Google「Google Home(グーグルホーム)」

Google「Google Home(グーグルホーム)」

Google「Google Home(グーグルホーム)」

国内販売 2017年 年内 夏以降(予定)
価格 未定
※アメリカでは129ドル(約14,600円)で販売
サイズ/重量 直径96.4mm×高さ142.8mm/477g
起動ワード 「OK,Google(オッケーグーグル)」

Googleの人工知能「Google Assistant(グーグルアシスタント)」を搭載した無線のスマートスピーカー。
音楽の再生や、インターネット検索(Google検索)、家電製品の操作、タスク管理等、様々な機能を利用することができる。また、Chromecast経由で、Google Homeをテレビに接続すれば、YouTubeをはじめとする動画の再生にも対応。さらに、「○○さんに電話」と話しかければ、話しかけた人のGoogleアカウントの連絡先から相手の電話番号を検索し、無料で固定電話と携帯電話に電話ができる機能も(※この機能が利用できるのはアメリカとカナダのみ)。
さらに、音声(声)の特徴からユーザーを識別でき、最大6人のマルチユーザーに対応している点も魅力。Googleのサービスを利用することが多い人や、スマートフォンでAndroid端末を利用している人は要チェック。

Apple「HomePod(ホームポッド)」

Apple「HomePod(ホームポッド)」

Apple「HomePod(ホームポッド)」

国内販売 未定
※アメリカ、イギリス、オーストラリアでは2017年12月に発売予定
価格 未定
※アメリカでは349ドル(約39,500円)にて販売予定
サイズ/重量 幅142mm×高さ172mm/2,500g
起動ワード 「Hey Siri(ヘイ シリ)」

Appleの人工知能「Siri(シリ)」を搭載したスマートスピーカー。音楽の再生に加え、インターネット検索、家電製品の操作、タスク管理等、様々な機能を利用することができる。
HomePodの特徴は、音楽機能が充実している点。プレイリストや再生履歴から好きなアーティストや音楽の傾向を理解し、ユーザーのニーズに合った音楽をレコメンドしてくれる。また、スピーカーの音質と音響にもこだわりがあり、7つの高音用スピーカーやiPhone 6シリーズにも使われている「Apple A8」プロセッサーを搭載。周囲の環境を検知し、スピーカーをどこに置いても、良い音質で聞き取れるよう、自動調整を行ってくれる。さらに、6つのマイクを内蔵し、部屋の端からスピーカーに話しかけた場合でも、音声認識に対応している点も魅力。
加えて、Siriに話しかけた内容がAppleに伝わることはなく、プライバシーに配慮されている点も嬉しい。日本での発売時期が未定となっている点には注意が必要だが、Apple製品のユーザーはもちろん、音質・音響にこだわったスピーカーで音楽を楽しみたい人であれば、HomePodは、ぜひチェックしておきたい。

LINE「WAVE(ウェーブ)」

LINE「WAVE(ウェーブ)」

LINE「WAVE(ウェーブ)」

国内販売 2017年秋(予定)
サイズ/重量 86.25mm×139.84mm×201.05mm/998g
起動ワード 「Clova(クローバ)」

LINEとNAVERが共同開発した人工知能「Clova(クローバ)」を搭載したスマートスピーカー。他のスマートスピーカー同様、音楽の再生や、インターネット検索、家電製品の操作等、様々な機能を利用することができる。
WAVEの特徴は、音楽機能が充実している点。音楽配信サービス「LINE MUSICLINE MUSIC」が提供する約8,500万の楽曲を聞き放題で楽しむことができる他、ユーザーの楽曲データベースやプレイリスト、ランキングなどを学習し、ユーザーの好みに合った楽曲をレコメンドしてくれる機能が充実している。
また、メッセージアプリ「LINE」と連携した機能も利用でき、トークメッセージの読み上げや、声によるメッセージの返信に対応している点も魅力
さらに、日本の主要家電メーカー2,000社が提供する家電製品がWAVEからの音声操作に対応する他、最大で約5m先からの会話を認識する点もチェックしておきたい。
LINEサービスを利用することが多い人や、家電製品をはじめ、様々な周辺機器と連携しサービスを利用したい人におすすめ。

Microsoft 「INVOKE(インボーク)」

Microsoft 「INVOKE(インボーク)」

Microsoft「INVOKE(インボーク)」

国内販売 未定
※アメリカでは2017年秋に発売予定
価格 未定
サイズ/重量 非公開
起動ワード 「Hey Cortana(ヘイ コルタナ)」

Microsoft社の人工知能「Cortana(コルタナ)」を搭載したスマートスピーカー。 音楽の再生やインターネット検索、家電製品の操作等、様々な機能を利用することができる。さらに、Skypeのスピーカーフォンとしても利用でき、ハンズフリーでのSkype通話にも対応
また、7個のマイクを内蔵しており、エコ―キャンセルやノイズリダクションアルゴリズムによって、騒音が多い環境でも音声認識が可能。加えて、2017年3月からサムスン電子の子会社となり、オーディオ製品に定評がある「ハーマン社」製のスピーカーを採用し、音質の良さに強みがある点もINVOKEの大きな特徴の一つ
価格や日本での発売時期等、2017年7月時点では未定となっている情報が多いが、音質の良いスマートスピーカーを利用したい人や、Skypeの利用が多い人であれば、ぜひチェックしておきたい。

まとめ

話しかけるだけで、必要な情報を手に入れることができ、様々なサービスが利用できるスマートスピーカ―。
これまで、パソコンやスマートフォンを使わなければ利用できなかったサービスを、スピーカーに話しかけるだけで簡単に利用できる点は、大きな魅力と言えるでしょう

2017年7月現在、日本語対応のスマートスピーカーはまだ発売していませんが、年内にはいくつかのスマートスピーカーが日本国内での販売を予定しており、今後、目にする機会・利用する機会も増えると考えられます。
「スマートスピーカーがあることで、生活にどんな変化がでるのか」「活舌が悪い人が話しても、きちんと言葉を認識できるのか」「悪用される心配はないのか」等、気になる点もありますが、スマートスピーカーが今後、日本でどのような形で普及していくのか、その動向に注目してみてはいかがでしょうか。

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