デリバリーを比較&ランキング!一人暮らしにおすすめのサービスはどこ?
これまでのデリバリーサービスの利用理由は、「料理をするのが面倒くさい」、「自宅でゆったりと店の味を楽しみたい」、「作るのが難しい料理を自宅で味わいたい」といった、利便性を求めるものが主でした。
それだけでなく、「人となるべく接触せずに食事がしたい」、「自炊の味に飽きた」、「出かけられないけれど店の味は楽しみたい」、コロナ禍の中でそんな想いが加わった2020年。これまで以上に、多くの人がスマホやPCから気軽に注文し、飲食のデリバリーサービスを利用するようになりました。
その一方で、一人暮らしの人は、一度に注文する量が少ないので配送料などの手数料が気になってまだ利用したことがないという人も多いのではないでしょうか。また、特に女性の場合、防犯の問題もあり、どんな人が配達してくれるのかがわからないと利用しづらいかもしれません。
そこで、今回のひま侍の特集では、そんな飲食のデリバリーサービス初心者の一人暮らしの人に向け、さまざまな疑問や不安を払しょくするべく、5つの飲食のデリバリーサービスを比較しました。
[ 目次 ]
- 1. 一人暮らしにおすすめのデリバリーをランキング!
- 2. デリバリーサービスの選び方 一人暮らしにぴったりのデリバリーを選ぶには?
- 3. まとめ
一人暮らしにおすすめのデリバリーをランキング!
耳馴染みのあるUber Eats、出前館のほか、dデリバリー、menu、楽天デリバリーをピックアップ。それぞれの特徴や評判などの観点から、5つの飲食のデリバリーサービスをひま侍編集部が徹底比較しました。
そこから導き出した、一人暮らしの人におすすめの飲食のデリバリーサービスランキングを発表します!
Uber Eats
総合得点 4.5
チェーン店から個人経営店まで幅広いラインナップからセレクト!
対応店舗数 | 32万軒以上 |
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対応店舗例 | マクドナルド、吉野家、デニーズ、大戸屋、モスバーガー など |
配達時間の目安 | 10分~30分程度 |
配達エリア | 31都道府県(一部のみ) |
配達手数料 | 店からの距離や店の人気度により異なる。50円~500円程度。 |
ポイント・キャンペーン | 初回注文が1,000円引きになるお得なクーポンあり |
Uber Eatsの特徴
Uber Eatsは、アメリカの企業「Uber(ウーバー)」が展開するデリバリーサービスで、日本では2016年にサービスがスタート。Uberと提携したレストランやカフェなどの料理を、Uber Eatsのサービスに登録した「配達パートナー」と呼ばれる一般の人たちが、自転車や原付バイクで届けるシステムを採用している。
専用のアプリで、届けてほしい場所の住所または都市名を入力すると、その場所へのデリバリーに対応している店舗が一覧で表示。食べたい料理のジャンルなどを検索して絞り込み、簡単に注文できる。
Uber Eatsの魅力は、Uberと提携している店であれば、大手チェーン店だけでなく、個人経営のレストランやカフェなどからもデリバリーが可能な点。
また、配達状況をアプリからリアルタイムで確認できるので、届くタイミングがわかるのも便利なポイント。
アプリ上には「配達パートナー」の名前や顔写真などが表示されるので、どんな人が配達してくれるのかが事前にわかる点は安心できる。一方で、「配達パートナー」の自転車の運転マナーや配達時の接客態度などが問題になる事案も聞かれており、サービスの質の低下が若干気になるところ。一人暮らしでUber Eatsを利用する場合は、自分の住んでいる地域の「配達パートナー」の評判がどうなのか、注文前にインターネットで検索してみると良いかも。
出前館※LINEデリマと統合
総合得点 4.5
研修を受けた専門スタッフが配達する安心感がピカイチ!
対応店舗数 | 4万5000店舗以上 |
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対応店舗例 | ガスト、CoCo壱番屋、ピザハット、銀のさら など |
配達時間の目安 | 最短20分 |
配達エリア | 全国 |
配達手数料 | かかるのは送料のみ。送料無料の店舗がほとんど |
ポイント・キャンペーン | 100円につき1ポイントのTポイントがたまる |
出前館の特徴
出前館は、公称登録者数830万人、出店店舗数19000店以上といわれる業界最大手の宅配ポータルサイト。和食や中華、洋食、寿司、ピザなど豊富なジャンルを取り扱う。(ちなみに、2020年12月20日より、デリバリーサービス「LINEデリマ」とサービス統合を行っている。)
出前館の最大のメリットは、手数料がほとんどかからないこと。出前館に掲載されている店舗は、1,500円以上の料理を注文すれば送料無料の場合が多く、最低注文金額の相場も1,500円ほど。
また、注文システムの利便性が高い点もうれしい。出前館のサイトもしくは専用アプリでは、配達してほしい場所の住所を検索すると、その場所へ配達可能な店舗と配達条件、送料の有無、待ち時間などを表示。注文してから決済の完了、商品の到着までは最短20分と、スピーディーな対応も魅力。
出前館の配達は、出店店舗の直配もしくは、配送代行のシェリングデリバリーのシステムを使って行われる。配送代行システムでは、本部に専任の品質管理チームを置き、配達クルーの監督・指導を徹底しているほか、運転や接客に関する研修やテストも実施されているので、安全性が担保されている点もうれしい。また、料理の温度を保ち、漏れを防ぐオリジナルのデリバリー特化型容器を開発するなど、サービスの品質向上にも力を入れている。
一人暮らしで出前館を利用する場合は、メインディッシュのほかに副菜をまとめてオーダーするのが良さそう。
楽天デリバリー
総合得点 4.0
楽天ポイント付与、ポイントアップや割引キャンペーンなど楽天ユーザーにお得なサービス
対応店舗数 | 1万店舗以上 |
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対応店舗例 | ナポリの窯、寿司ざんまい、大阪王将、釜めし茶屋 など |
配達時間の目安 | 最短20分~ |
配達エリア | 全国 |
配達手数料 | なし。最低注文金額の設定あり |
ポイント・キャンペーン | 利用金額に応じて楽天スーパーポイント付与 ほかにも割引キャンペーン実施 |
楽天デリバリーの特徴
楽天デリバリーは、楽天グループが運営するデリバリーサービスのポータルサイト。1万店以上のお店が出店している。他のデリバリーサービスと比較すると出店店舗数が少ないが、大手チェーン店は軒並み揃っており、一部、個人経営のレストランも出店している。
注文の際は、楽天デリバリーの専用サイトもしくは専用アプリで、郵便番号を入力して検索すると、配達可能な店舗情報が抽出される。メニューのジャンルはもちろん、待ち時間でお店を比較することもでき、時間を優先したい場合にも便利。予想配達時間や最低発注金額および付与されるポイントが一目でわかる、使い勝手の良い表示システムは、さすがネット通販サイト・楽天の傘下のクオリティと言えるだろう。
楽天ユーザーにとっては、楽天IDを利用できるほか、注文に応じて「楽天スーパーポイント」が付与される点が魅力。通常は、注文した金額の1%分のポイントが付与されるが、店舗によっては2%分が付与されるケースもある。貯めたポイントは楽天でのお買い物にも使えるので、楽天を利用する機会が多い人にはおすすめ。ピザの半額キャンペーンや、楽天ポイント5倍キャンペーンなど、特定の店舗とコラボレーションしたさまざまなキャンペーンが展開されているのでお得に利用しよう。
menu
総合得点 3.5
個人経営の店も数多く加盟する、人気上昇中の都内限定サービス
対応店舗数 | 2000店舗以上 |
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対応店舗例 | 台湾小皿料理 荘園、かつれつ 四谷たけだ、Ristorante ACQAPAZZA など |
配達時間の目安 | 配達距離によって異なる |
配達エリア | 東京都内一部 |
配達手数料 | 基本料金300円。配達距離により、1㎞以上で0.5㎞ごとに50円ずつアップ |
ポイント・キャンペーン | アプリ内でクーポンコードを入力すると750円オフクーポンを2枚ゲットできる |
menuの特徴
テイクアウトアプリとして運営していたmenuが、2020年4月よりデリバリーサービスをスタート。現在、東京都内で注目を集めているデリバリーサービスの一つ。
大手チェーン店だけでなく、カフェやレストランなど個人店も数多く加盟しているのが特徴で、対応店舗数は2,000店以上。和・洋・中、エスニックなど、様々ジャンルの料理を楽しめる。24時間営業の店の場合は、24時間いつでも注文・配達が可能なので、夜中に小腹が空いたときにも気軽に利用できるのがうれしい。現在一部の店舗でしか24時間対応は実施していないが、随時対応範囲を拡大中。
また、専用アプリで注文した後は、配達クルーがどこにいるかマップ上で確認でき、到着目安がわかるのも便利なポイント。利用する店は、料理ジャンルや配達時間、金額はもちろん、ユーザーの評判でも絞り込める。また、メニューごとにユーザーレビューが見られるので、はじめて利用する店でも、事前に多くの情報に触れた上で注文ができるので、安心な点もうれしい。
ちなみに、menu pass会員に登録すると、毎回の配達料が300円オフになるほか、2回目以降の注文がいつでも5%オフ。毎月500円~1万円分のクーポンが当たるキャンペーンにも参加でき、お得に利用できるので、menuを利用する際はぜひ活用したい。
dデリバリー
総合得点 3.0
ドコモユーザーなら特典多数!一人前から気軽にオーダー可能
対応店舗数 | 1万4000店舗以上 |
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対応店舗例 | バーミヤン、かつや、ピザポケット、フレッシュネスバーガー など |
配達時間の目安 | 20~40分程度 |
配達エリア | 全国 |
配達手数料 | かかるのは送料のみ。送料無料の店舗がほとんど |
ポイント・キャンペーン | 利用金額に応じてdポイント付与。ほかに初めての人限定のクーポン1000円分など特典多数 |
dデリバリーの特徴
dデリバリーは、ドコモユーザー向けに開発された、NTTドコモが運営するデリバリーサービス。auやsoftbankの利用者も、dアカウントを発行(無料)すれば利用することができる。dアカウントを発行せずに利用できる「ゲスト利用」の機能もあるので、お試し利用も可能。
メニューは、ピザ・寿司などの定番メニュー、お弁当やオードブルなど、多彩なジャンルを取り揃えている。
ドコモユーザーであれば、便利な機能を多数使えるのもdデリバリーの魅力。登録情報をそのまま利用できる、通話料とまとめて支払いができる、「しゃべってコンシェル」を使ってお店検索を行えるなど、さまざまな機能を使うことができる。利用に応じて「dポイント」が付与されるので、ポイントを貯めて、次回以降の注文時に利用しよう。
また、一人暮らしの人にはうれしいのが、一人前から出前ができるお店だけをまとめたページが用意されている点。ピザ、寿司、カレー、中華など幅広いジャンルから、「1,200円(税込)以下で配達可能な出前メニュー」を選んで、オーダーできる。初めて利用する人限定のお得なクーポンなど、キャンペーンも随時実施中。
デリバリーサービスの選び方 一人暮らしにぴったりのデリバリーを選ぶポイントは?
一人暮らしでデリバリーサービスを利用する場合、配達料や手数料、安全性など、デリバリーサービスを選ぶ際には注意したいポイントもたくさんあります。なるべくお得に、そして安心してデリバリーサービスを選ぶために、どんなところに注目すべきか、ポイントをチェックしてみましょう。
一人暮らしのデリバリーサービスの選び方 その1
配達エリア、配達料
利用したい店や食べたいメニューがあっても、自宅が配達エリア外だったらあきらめざるを得ない。そんなガッカリがないよう、対応している配達エリアはメニューを選ぶ前にしっかり確認を。
また、各デリバリーサービスで、配達料やデリバリーの手数料など、料理そのものの料金以外にかかる費用は異なるので、その点もチェックして、よりお得に利用できるデリバリーサービスを選びましょう。特に、一人暮らしの場合は、注文数がどうしても少なくなるので、配達料や手数料は大事なポイントです。同じ店でも利用するサービスによって、トータルの金額に差が出ることがあるので、いくつか比較して賢く利用するのがおすすめ。
一人暮らしのデリバリーサービスの選び方 その2
配達方法、配送時間
一人暮らしの場合は、料理を届けてくれる配達スタッフと1対1で接することになるので、安全性には特に配慮したいもの。
デリバリーサービスの場合、店のスタッフが直接届けてくれるシステムをとっているところは少なく、デリバリーサービス独自の配達スタッフを雇ったり、Uber Eatsのように個人事業主が登録をして配達をしたりと、店のスタッフではない人が届けるシステムがほとんど。サービスによっては、研修制度を設けるなど配達スタッフの管理をしっかりしているところもあるので、配達方法が気になる場合は、その点も気にして選ぶのがおすすめです。
また、配送時間も気になるポイント。温かい料理を温かいまま食べられるよう、配達にかかる時間も確認すると良いでしょう。配達スタッフが今どのあたりにいるのか、アプリなどを使ってリアルタイムで確認できるサービスを選ぶと安心です。
一人暮らしのデリバリーサービスの選び方 その3
ポイント・キャンペーン・特典
一人暮らしの場合は、料理そのものの費用以外にかかる配達料や手数料をなるべく節約して、お得にデリバリーサービスを利用したいと考える人も多いはず。
デリバリーサービスでは、初回限定で配達料が無料になったり、割引きされたり、会員になることで毎回の配達料が一定額割引きされたりと、サービスごとにさまざまなキャンペーンを展開しているので、お得に利用したいと考えている場合は要チェック。
また、利用するごとにサービス独自のポイントが貯まり、それを次回以降の注文で割引として使用できる場合や、Tポイントやdポイント、楽天ポイントなど、既存のポイントサービスにポイントをためて、別の買い物に使用できる場合など、ポイント制度もさまざま。自分が普段利用しているポイント制度と提携しているかどうかで、デリバリーサービスを選ぶことも重要です。
まとめ
自宅に居ながらにして、お店の味が楽しめるデリバリーサービスは、コロナ禍の生活において、当たり前のものになりつつあります。飲食店側も、デリバリーでもお店で食べるのと変わらないクオリティでデリバリーメニューを提供しようと、さまざま工夫を凝らしており、これからますますデリバリーメニューは充実していくはず。おそらく、これからもっと多くのデリバリーサービスが誕生し、デリバリーサービス業界は激戦の時代に突入していくでしょう。
デリバリーサービス激戦時代の中で、サービスの内容やシステム、お得なポイント等は刻一刻と移り変わります。各社のサービスをしっかり見極めて、情報収集を欠かさずいることが、よりお得に、賢くサービスを利用する消費者になるコツかもしれません。