マイナーだけど面白い漫画を発掘!これからくる漫画はこれだ!

【毎月更新】マイナーだけど面白い!これからくる漫画

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マイナーだけど面白い!これからくる漫画

Author:ひま侍

「メジャーどころはもういい。俺はまだあまり知られていない、マイナーだけど面白い漫画が読みたいんだ!」
そんな漫画好きなあなたのために、マイナーだけど面白い漫画を紹介するこの特集。
まだ知名度の低い漫画を取り上げるため、「アニメ化・実写化なし」「既刊数が6巻以内」(記事作成時点)を最低条件に設定。さらに、筆者が実際に読んで「これからくる!」と思った面白い漫画だけを、厳選して紹介しています。
毎月漫画を増やしていくので、ぜひ定期的にチェックしてください!

※紹介した後、アニメ化・実写化が決まった作品もあります。
※情報は全て更新月時点のものです。

「これからくる漫画」として紹介した後、実際にきた漫画にはマークが入っています。

2018年

2017年

2016年

2015年

Attension! 「これからくる漫画」をお得に読むなら電子書籍がおすすめ!
「これからくる漫画」を今すぐ読みたいと思ったら、本屋さんへ行く前に、電子書籍ストアをチェックしましょう。
なかでも、ひま侍編集部おすすめの電子書籍ストアは、「BookLive!」。今なら新規入会者限定で、50%OFFのクーポンをゲットすることが可能です!通常よりも、お得に漫画を読むことができ、電子書籍の購入でTポイントを貯める&使うこともできるため、気になる作品を見つけたら、まずは電子書籍でチェックしてみては?

2018年10月更新

こぐまのケーキ屋さん

こぐまの店長と人間の店員さんのほのぼのケーキ屋ストーリー

こぐまのケーキ屋さん

こぐまのケーキ屋さん
著:カメントツ
掲載誌:カメントツさんのTwitterアカウントにて連載中
価格:864円(電子書籍)/950円(単行本)
既刊:2巻(2018年10月現在)
あらすじ(amazonより)
こぐまのケーキ屋さん」がついに書籍化! Twitter発の話題作品「こぐまのケーキ屋さん」がついに書籍化! 「こぐま」の店長と、人間の店員さんのココロ暖まるやりとりに、 癒やされる人が続出中・・・! Twitterでは発表されていない、 この本だけの描き下ろし作品も収録! 老若男女、誰でも楽しめる一冊です!
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新しくできたケーキ屋さんの店長は、なんと小さなこぐま。こぐまの店長が作るケーキはとてもおいしいのですが、店長はケーキのこと以外、世間のことは何も知りません。本作は、そんなこぐまの店長を放っておけず、ケーキ屋さんで働くことになった人間の店員さんが、こぐま店長を優しくフォローする日々を描いた、ほのぼの日常系の4コマ漫画です。
ちなみに、本作は、Twitterに投稿されてすぐに大きな話題を呼び、投稿から6日後に書籍化が決定、さらに2018年3月に発売された単行本は即重版となった作品。2018年8月末には、第2巻「こぐまのケーキ屋さん そのに」が発売され、第1巻に続き、高い人気を誇っています。
また、単行本には、Twitter上に掲載されていない特別編も掲載されているほか、Twitter上ではモノクロのエピソードも全編2色刷りに。心温まるエピソードが多く、優しく可愛らしい世界観が魅力の本作は、癒される漫画を読みたい人や、子供向けの漫画を探している人におすすめ。(えるも)

ブラックナイトパレード

黒い服のサンタにスカウトされて、内定したのはブラック会社!?

ブラックナイトパレード

ブラックナイトパレード
著:中村光
掲載誌:週刊ヤングジャンプ
価格:576円(電子書籍)/607円(単行本)
既刊:2巻(2018年10月現在)
あらすじ(amazonより)
クリスマスを一人むなしくコンビニバイトに費やした日野三春は、その夜、黒いサンタ服の男に遭遇する。「悪い子の所には、黒いサンタがやって来る」そう語る男に「悪い子」だと告げられた三春は、突如、サンタの袋に“捕食”され…!? 気づけばそこは、世にも奇妙なサンタの会社!! 悪い子は、サンタのために強制就労!? 手厚い待遇で可愛い同僚もいるけれど、この仕事夢か悪夢か!!?
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聖☆おにいさん』『荒川アンダーザブリッジ』の作者・中村光が、サンタクロースを題材に描くハイテンション・ギャグ漫画。
クリスマスイブの夜をコンビニバイトに費やした主人公・日野光春が、黒服のサンタに遭遇し、連れ去られ、北極にある「サンタの会社」に就職させられることから始まる物語です。
「黒いサンタ」は悪い子を懲らしめたり、連れ去るとされている、ドイツを中心にヨーロッパで伝わるクリスマスの伝承。本作は、悪い子に「がっかりなプレゼント」を持ってくる黒いサンタを養成する、奇妙な会社を舞台に、主人公らが立派な「黒いサンタ」になるべく奮闘する姿が描かれます。
また、作者・中村光の魅力である、突飛なキャラクターや世界観と、その合間に見せるシリアスなストーリー展開は今作も健在。普段はハイテンションな登場人物たちが、時折見せる、クリスマスにまつわるトラウマや、過去のつらい思い出は、ストーリーに深みを与えています。
「サンタの会社」の内部事情や、「黒いサンタ」・「赤いサンタ」の秘密など、まだまだ謎が多く、今後の展開から目が離せない本作は、中村光の作品や世界観が好きな人はもちろん、読み応えのあるギャグ漫画を楽しみたい人におすすめのマイナー漫画といえるでしょう。(えるも)

2018年9月更新

ランプシェード 変人探偵エム

英国が舞台の不思議で奇妙な謎解きミステリー

ランプシェード 変人探偵エム

ランプシェード 変人探偵エム
著:坂田靖子
掲載誌:ジュールコミックス
価格:648円(電子書籍)/788円(単行本)
既刊:1巻完結(2018年9月現在)
あらすじ(amazonより)
「バジル氏の優雅な生活」「ベル デアボリカ」の作者・坂田靖子が贈る英国謎解きミステリー第3弾!! 古家具屋のルディ・アートは、昔の級友で、今は万能相談所を営む エム・ケルスナーの奇妙な依頼に毎回つきあわされる。 超常現象や不可思議な品物が満載! エムとルディは、 様々なスーパーナチュラル難事件を解決できるのか!? 約2年ぶりの最新刊。サカタファン必見の一冊です!!
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第1弾の『サタニックブランチ』、第2弾の『ゴブリンズ・ライ』、に続く本作『ランプシェード』は坂田靖子による「変人探偵エムシリーズ」の最新作。短篇集となっており、シリーズものではありながら、どの作品から読んでも楽しむことができます。
坂田靖子は、萩尾望都や山岸涼子等の自由で革新的な作風を打ち出した1970年代の女性漫画家の一群「花の24年組」の後続にあたる「ポスト24年組」の一人と言われ、高い評価と人気を獲得している漫画家です。
そんな坂田靖子の作品は、シンプルでシュールな独特の作画が特徴。短編が多く、コメディタッチのものからシリアスな作品まで多岐に渡っています。また、作品のジャンルはファンタジーやSFが中心ですが、怪談、説話、昔話を素地にした話も多く、ユーモア・ナンセンス性があり、ウィットに富む作風も坂田靖子の魅力の一つ。今回の新作『ランプシェード 変人探偵エム』も、その「坂田靖子ワールド」の魅力を充分楽しめる作品となっています。
変わり者の探偵エムと、巻き込まれ型の古家具屋ルディが、少し不思議な依頼や事件を解決したりしなかったりする本作。少し変わった漫画が読みたいという方におすすめです。(えるも)

違国日記

アンバランスな二人がおくる、不思議な同居生活

違国日記

違国日記
著:ヤマシタトモコ
掲載誌:FEEL YOUNG
価格:648円(電子書籍)/734円(単行本)
既刊:2巻(2018年9月現在)
あらすじ(amazonより)
「へんな人と 暮らしはじめた。 お父さんとお母さんが 死んだので。」 35歳、少女小説家。(亡き母の姉) 15歳、女子中学生(姉の遺児)。 不器用女王と子犬のような姪が おくる年の差同居譚。 手さぐり暮らしの第1巻! 少女小説家の高代槙生(35)は 姉夫婦の葬式で遺児の・朝(15)が 親戚間をたらい回しにされているのを 見過ごせず、勢いで引き取ることにした。 しかし姪を連れ帰ったものの、 翌日には我に返り、持ち前の人見知りが発動。 槙生は、誰かと暮らすのには不向きな 自分の性格を忘れていた……。 対する朝は、人見知りもなく “大人らしくない大人”・槙生との暮らしを 物珍しくも素直に受け止めていく。
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HER』『ドントクライ、ガール』で、このマンガがすごい!オンナ編1位・2位を獲得したヤマシタトモコさんの新作。
この作品は、”ヤマシタトモコ節”とも言える、独特の静かな空気感が大きな魅力です。突然両親を亡くし、天涯孤独になった15歳の朝(あさ)と、彼女を引き取った叔母の槙生(まきお)。二人の関係は親子でも友達でもなく、しかし一緒に住むだけの同居人と言うには距離感が近い、なんとも形用しにくい関係性と言えます。そんな二人が一緒に暮らし始め、お互いの存在が日常の中に根付き、愛情でも友情でもない、不思議な感情が静かに育っていく様子は、とても心地が良いもの。特に大きく盛り上がる場面はありませんが、他人同士がお互いを大切にすることは、年齢や関係性に寄らず、重要なことだと思い知らされます。
また、1巻の1話目は、槙生が朝を引き取った3年後の話となっており、朝が当たり前のように行っていることの節々から、槙生の影響が読み取れるのも、嬉しい点。読み進めていくときだけではなく、もう一度読み直したときの楽しさもある、一粒で二度おいしい構成になっていると言えるでしょう。
静かにストーリーが進む漫画を読みたい方、少しシリアスな漫画を読みたい方に、おすすめのマイナー漫画です。(ペンギン太郎)

2018年8月更新

人馬

「生きるために 全力で走れ」

人馬

人馬
著:墨佳遼
掲載誌:マトグロッソ(イースト・プレス)
価格:788円(電子書籍)/788円(単行本)
既刊:3巻(2018年8月現在)
あらすじ(amazonより)
馬よりも勇ましく、人よりも誇り高い、美しき異形「人馬」──。 新鋭・墨佳遼が圧倒的な世界観で描く、驚異のデビュー作。 古来よりこの国に住まう、半人半馬の種族「人馬(じんば)」。 時は戦国。人は彼らを「戦の道具」と見なし、その尊厳を奪った。 「赤毛の岩虎」の異名を持つ雄々しき人馬・松風は、 捕らわれんとする息子を庇い、縄にかかる。 人馬を売買する領主のもとへ、松風を引き連れる隊列…… その中に、人間に使役される俊足の人馬・小雲雀の姿があった。 この出会いが、ふたりの運命を大きく動かしていく――
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イースト・プレス社が運営するWEBメディア「マトグロッソ」にて連載されている本作は、中世の日本を思わせる架空世界を舞台に、半人半馬の種族「人馬(じんば)」たちの生き残りをかけた逃避行を描いた物語です。
昔は「豊穣の山神」とも呼ばれ、崇拝の対象であった人馬たちは、戦乱の世の中で戦の道具として人間に狩られ、使役されるようになりました。息子を助けるため、人間にとらわれた雄々しき荒馬・松風が陣減の城郭で出会ったのは、人に飼いならされた両腕のない駿馬・小雲雀。人間に従順そうに見えた小雲雀は長らく脱出の機会をうかがっており、松風とともに人間の城郭から逃げ出します。
著者・墨佳遼は、以前人気ゲーム『モンスターハンター』のモンスターデザインを手掛け、個展を開いていたこともある注目のイラストレーター。近年は、アニメ『ゴールデンカムイ』の動物設定スタッフとしても活躍しています。そのキャリアを活かしたキャラクターデザインや、人馬たちが命を懸けて疾走する描写等の美しく躍動感のある作画は、『人馬』の魅力の一つ。
ちなみに、『人馬』は1~2巻が第1部となっており、3巻からは第2部がスタート!戦乱の時代が終わり、平和になった世の中で、松風・小雲雀たちの子供世代を中心に、人と人馬の共生が描かれます。
息もつかせぬドラマチックなストーリー展開と、ダイナミックかつ美しい作画が魅力の『人馬』は、人外モノが好きな人や、ドキドキする漫画を読みたいという人であれば、ぜひチェックしておきたいマイナー漫画。(えるも)

2018年7月更新

ディザインズ

人間×動物のキメラが闘うハードSF

ディザインズ

ディザインズ
著:五十嵐 大介
掲載誌:アフタヌーン
価格:540円(電子書籍)/670円(単行本)
既刊:3巻(2018年7月現在)
あらすじ(amazonより)
自然界を超越した異形の生物──HA(ヒューマナイズド・アニマル)。それは遺伝子を“設計”された、ヒトと動物とのハイブリッド。HAが備える驚異的な身体能力は、野心を抱く人々の策略によって殺りくの現場へと投入され、その真価を発揮していく。ヒトは何のためにこの異形をデザインしたのか──その背景には、人類の未来へとつながる壮大な計画が横たわっていた! 稀代の表現者・五十嵐大介が放つハードSF、ついに登場!
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魔女」「海獣の子供」で、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した、五十嵐大介さんの最新作。五十嵐大介さんの漫画は、自然をコンセプトとした作品が多く、今回ご紹介する「ディザインズ」も、樹木や昆虫、動物が多く登場します。
「ディザインズ」は、ヒトと動物の遺伝子を合わせ持ったHA(ヒューマノイド・アニマル)をめぐる物語です。この漫画は、キャラクターがとても魅力的。主人公であるクーベルチュールは、人間とカエル両方の遺伝子を持ったHAで、下半身はカエルの足、上半身は人間…という身体を持っています。カエルの五感を有しており、真っ暗闇の中でも虫が歩く音や、動物の心臓の音などを聞き分けることが可能です。またクーベルチュールは、女性の顔とヒョウの身体を持ったHAの2人と行動を共にしており、2人のハンティング能力は随一。人間×動物のHAは一見不気味ですが、不思議な魅力があり、読んでいくうちに、いつの間にかディザインズの世界観に引き込まれていくはずです。
また、作者の五十嵐大介さんの作画も素晴らしく、特に山が描かれている見開きページや、HAの3人が山から帰ってきたところは、映画のワンシーンのよう。
SF好きな方、独特な雰囲気のある漫画が好きな方に、おすすめのマイナー漫画です。(ペンギン太郎)

赤ちゃん本部長

突然赤ちゃんになった本部長のデイリー社内ライフ

赤ちゃん本部長

赤ちゃん本部長
著:竹内 佐千子
掲載誌:ベビモフ
価格:540円(電子書籍)/756円(単行本)
既刊:1巻(2018年7月現在)
あらすじ(amazonより)
50万ユーザーが読んだ話題のウェブコミックがついに単行本化!株式会社モアイに勤める武田本部長47歳。ある朝突然、頭の中はそのままで体だけが赤ん坊という状態に……。どうやら生後8ヵ月ぐらいの大きさらしい。部下の坂井部長40歳、天野課長35歳、西浦平社員28歳による社内育児スタートです!

ある日突然見た目だけ赤ちゃんになってしまった武田本部長と、その部下である3人が主人公の、1話完結型の漫画。
この漫画は、登場人物4人が本当に人間として”できている”のが、読んでいてとても安心できるポイントです。 まず、武田本部長の「うまくやってくれ」という言葉だけで、概ねの月齢を把握し、必要なものをリストアップ、本部長が快適に過ごせる環境づくりに力を入れる部下3人。赤ちゃんになってしまった本部長に動じることなく、役割分担してしっかりサポートする様子は、チームのあるべき姿と言えます。
また、赤ちゃんの姿で登場した本部長へ、「赤ん坊相手に仕事ができるわけがない」「赤ん坊っていうのは母親のものだろう」と発言する取引先に対し、「赤ん坊も一人の人間です」「誰のものでもない」と断言できる、本部長のかっこよさたるや!食事や移動、着替えなど、赤ちゃんになってからできなくなったことに対して、意地を張らず素直に部下へ頼めるところもすごい。
さらに、同性パートナーへの理解、相手を見た目や性別で判断しないこと、無理をして働きすぎないことなど、お互いを思いやる優しい世界が実現しているのも、この漫画の魅力でしょう。
平和な漫画が読みたい人、優しい気持ちになりたい人におすすめのマイナー漫画。(ペンギン太郎)

2018年6月更新

空挺ドラゴンズ

空飛ぶ龍を獲って食う!

空挺ドラゴンズ

空挺ドラゴンズ
著:桑原 太矩
掲載誌:good!アフタヌーン
価格:540円(電子書籍)/648円(単行本)
既刊:4巻(2018年6月現在)
あらすじ(amazonより)
龍を追って、世界の空を往く捕龍船『クィン・ザザ号』。大物を捕まえれば一獲千金、獲りたての肉も食べ放題。でも、失敗したらもちろんお陀仏。空と龍に魅せられた乗組員たちの大冒険の旅&世界グルメ紀行!
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ストーリーはいたってシンプル。空飛ぶ龍を狩って生計を立てている捕龍船『クィン・ザザ号』の乗組員たちが、龍を追って旅をしながら、様々な街に降り立ち、人々と交流する物語です。
『空挺ドラゴンズ』の魅力は、ジブリの『風の谷のナウシカ』に似ていると評価されるほどの高い画力。特に、龍捕りシーンの臨場感や空・雲の描写は圧巻です。そのほかにも、『クィン・ザザ号』をはじめとする捕龍船や龍のデザイン、仕留めた龍の解体・調理シーン等が緻密に描かれ、「ファンタジーの中のリアル」が追求されている点は本作の見どころといえるでしょう。
さらに、細かな描写に対して、多くを語らない世界観と、捕龍船の乗組員の日常を描いたシンプルなストーリーも魅力となっており、最近流行りの「異世界グルメ漫画」とは一線を画す作品として注目を集めています。
また、単なる日常もののストーリーかと思いきや、話数を重ねるごとに、龍の生態系の謎や、『クィン・ザザ号』乗組員たちの龍捕りへの宿命や葛藤を描く等、ストーリーに深みが増していく点も要チェック。龍の謎や、乗組員たちの過去・生き様も含め、今後の展開に注目したい本格ファンタジー漫画といえるでしょう。(えるも)

7人のシェイクスピア

シェイクスピアとはいったい誰だったのか?文学史上最大の謎に迫る物語

7人のシェイクスピア

7人のシェイクスピア
著:ハロルド作石
掲載誌:週刊ヤングマガジン
価格:540円(電子書籍)/607円(単行本)
既刊:6巻完結(2018年6月現在)
あらすじ(amazonより)
『BECK』『ゴリラ―マン』『RiN』のハロルド作石が世界的文豪にまつわる“世紀の謎”を解き明かす異色作、待望の電子版刊行スタート! 『ロミオとジュリエット』『ハムレット』『マクベス』etc……数々の名作を著した、史上最高の劇作家にして詩人。現代の英語を作り上げたとも言われるシェイクスピアとは、いったい何者だったのか――。 物語は、16世紀イギリスに生きた、一人の女性の悲劇から始まる……。

物語の舞台は、エリザベス朝時代のイギリス。『ロミオとジュリエット』『マクベス』等、現在も愛されている数々の名作を生みだしたウィリアム・シェイクスピアは、現代の英語を作り上げたとも言われる有名な歴史上の人物ですが、その存在は文学史上最大の謎とも言われています。
『7人のシェイクスピア』はそんな謎に包まれた「シェイクスピア」に注目。シェイクスピアとは、いったい誰だったのかを描いています。また、シェイクスピアの人生だけではなく、16世紀当時のイギリスの宗教弾圧や様々な陰謀も描き、歴史の闇に秘された謎に挑む作品となっている点も、本作の魅力といえるでしょう。
ちなみに、『7人のシェイクスピア』は完結しており、現在は第2部の『7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT』が週刊ヤングマガジンで連載中(2018年6月現在、既刊5巻)。また、第1部は新装版も発売されているので、新装版で読みたい方、第2部も読みたい方はそちらもチェックすると良いでしょう。(えるも)

2018年5月更新

ブルーピリオド

不良が美術にハマる!ノウハウも満載のアート青春漫画

ブルーピリオド

ブルーピリオド
著:山口 つばさ
掲載誌:月刊アフタヌーン
価格:540円(電子書籍)/680円(単行本)
既刊:2巻(2018年5月現在)
あらすじ(amazonより)
成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!
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愛想良し、頭良しのDQN高校生・矢口八虎(やぐち・やとら)が、美術の世界にのめり込み、藝大(東京藝術大学)受験に邁進する物語。作者の山口つばささんは、「君の名は。」の新海誠監督が原作を務める、「彼女と彼女の猫」コミカライズ版の作画も手掛けています。
「ブルーピリオド」が面白いのは、美術や芸術にほとんど興味がなかった主人公が、みるみるうちに絵を描く楽しさに引き込まれていく様子。勉強や友情関係など全てをそつなく優秀にこなしならがらも、どこかに空虚さを感じていた八虎の人生は、一枚の絵をきっかけに美術に対するエネルギーで満ち溢れていきます。しかし、美術はセンスだけではなく、圧倒的な努力と技術が求められる世界。藝大入学のため、美術の佐伯先生のもと八虎は猛特訓を始めます――。
1ページ目にある「俺はピカソの絵の良さがわかんないから それが一番スゴイとされる美術のことは理解できない よくわかんない 俺でもかけそうじゃない?」という八虎の言葉に、共感する方は多いのではないでしょうか(筆者は何度も思ったことがあります)。冒頭でそんな言葉を言ってのける八虎が、どう芸術と向き合い絵を描いていくのか、必見です!
芸術・美術が好きな方、何かに夢中になるエネルギーがほしい方に、おすすめのマイナー漫画。(ペンギン太郎)

メタモルフォーゼの縁側

おばあちゃん・ミーツ・BL

メタモルフォーゼの縁側

メタモルフォーゼの縁側
著:鶴谷 香央理
掲載誌:コミックNewtype
価格:842円(電子書籍)/842円(単行本)
既刊:1巻(2018年5月現在)
あらすじ(amazonより)
75歳のおばあちゃんが出会ったもの、それはBL ふと立ち寄った書店で老婦人が手にしたのは1冊のBLコミックス。75歳にしてBLを知った老婦人と書店員の女子高生が織りなすのは穏やかで優しい、しかし心がさざめく日々でした。

75歳にしてBLにハマった、書道教室で講師を務める市野井雪と、引っ込み思案なBL好き高校生・佐山うららが、一冊のBL本をきっかけに仲良くなっていくストーリー。
この漫画の魅力は、日々の生活へしんどさを抱えた二人が、BLをきっかけに仲良くなっていく優しい世界観。主人公の1人、うららは不器用なため友達が少なく、腐女子であることを隠しているため、クラスのオタク女子の輪を羨ましいと思いながら、傍観する日常を送っていました。一方雪は、2年前に旦那に先立たれ、自らも老いてしまったことに対する悲しみが強く、普段は元気に生活しているものの、ふとした瞬間に生きていく虚しさを感じています。
一冊のBL漫画をきっかけに、うららはずっと欲しかった趣味について話せる友達を、雪は生きるための活力を手に入れ、アンバランスなようでバランスが取れた2人の関係性が、読んでいてとても心地よいポイントです。また、世代も考え方も、何もかもが違う2人がBLの話になると、全て関係なく1対1の人間になって盛り上がるのが、とても微笑ましく素敵。
BLが好きな人、ほのぼのした漫画が読みたい人に、おすすめのマイナー漫画。(ペンギン太郎)

2018年4月更新

岡崎に捧ぐ

”岡崎さん”との出会いから現在までを綴った、ギャグエッセイ

岡崎に捧ぐ

岡崎に捧ぐ
著:山本 さほ
掲載誌:ビッグコミックスペリオール
価格:756円(電子書籍)/850円(単行本)
既刊:4巻(2018年4月現在)
あらすじ(amazonより)
2014年にWEB上で公開され始められるや、各界著名人の称賛を浴びるなど瞬く間に話題を呼び、短期でページ1000万ビューを記録した人気エッセイ漫画がついに単行本化!! 作者・山本さほさんが、実際の幼馴染み・岡崎さんとのちょっと特殊な友情を描いた“超プライベート”なふたりの歴史。 出会いは小学生時代の1990年代。スーパーファミコン、たまごっち、プレイステーション……懐かしいたくさんのゲームやおもちゃ、笑いと涙のエピソードが、私たちみんなが持つ普遍的な記憶を呼び起こします! 「新しい世代の『ちびまる子ちゃん』」だと評す人もいる注目作、ぜひご一読ください!!
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小学校からの友人・岡崎さんとの思い出を描いた作品。「仲良くなりたい人ランキング」最下位だった岡崎さんと仲良くなったきっかけから、岡崎さんの破天荒すぎる家族について、家出をして岡崎さんの家に逃げ込んだことなど、子どもの頃の日々を事細かに綴っています。
この漫画は、ビーダマン、棒ゼリー、食べ物の形をした消しゴムなど、特に20代後半~30代くらいの方が「あったあった、懐かしい!」と言いたくなるモノがたくさん登場するのがポイントです。
また、小学生あるある、中学生あるあるも多く、例えば「何時何分何秒、地球が何回廻ったときですか~」という決まり文句や、中学校に上がった途端始まる敬語の文化や謎ルールなども多く登場。昔の思い出に、現在の視点から突っ込みを入れるセリフも面白く、エッセイ漫画としても、ギャグ漫画としても楽しむことができます。ちなみにこの漫画は、作者の山本さほさんが大のゲーム好きということもあり、懐かしのゲームが頻繁に登場。
エッセイ漫画やギャグ漫画が好きな人、ゲームが好きな人におすすめのマイナー漫画です。(ペンギン太郎)

初めて恋をした日に読む話

人生迷いまくりの主人公と、不良高校生が東大入学を目指す!

初めて恋をした日に読む話

初めて恋をした日に読む話
著:持田 あき
掲載誌:Cookie
価格:451円(電子書籍)/475円(単行本)
既刊:4巻(2018年4月現在)
あらすじ(amazonより)
春見順子、31歳。親の期待に添い、中学高校では成績トップだった彼女だが、大学受験に失敗してからは自信を失い就職活動もパッとせず、今に至るまでぼんやり生きてきた。そんな順子が出会ったのは厳しい父親にろくでなしの烙印を押された不良の高校生。 彼との出会いは順子をどう変えていくのか?

主人公・春見順子は、「母親が喜ぶから」という理由で文系最難関の東大文一を受験し、あえなく撃沈。そこからは人生に妥協を重ね、気付けば31歳になっていました。母親からは「二流校出の行き遅れ」と言われ、肩身が狭くどこにも居場所がありません。そんな彼女が出会ったのは、官僚の一人息子で不良の由利匡平(ゆり・きょうへい)。厳しい父親から「何の社会的価値もないゴミ」と呼ばれる由利を自分に重ね、彼を東大へ入れると約束した順子は…。
この漫画は、昔受験勉強を頑張っていた人ほどグサッとくる内容のはず。主人公の順子は、中高生のころ「受験に失敗して彼氏ができたなんて言えない」「受験が終わってから遊ぶ」と、全く青春を謳歌しませんでした。だからこそ、夜に家を出てコンビニの前で友達とたむろする由利たちをとても羨ましく感じます。読者の中にも、順子に自分を重ねる方は多いのではないでしょうか。
また、若いときはわからない「目標に向かって頑張る」ことの価値や、反抗すること、主張することの大切さを順子がとてもよくわかっていて、そのメッセージを匡平に真っ直ぐ伝えるのが、この漫画の一番かっこいい点です!
受験をした経験がある人、前向きな気持ちになりたい人におすすめのマイナー漫画。(ペンギン太郎)

2018年3月更新

不滅のあなたへ

世界に突然投げ入れられた”それ”の行く末を描く、SFファンタジー

不滅のあなたへ

不滅のあなたへ
著:大今 良時
掲載誌:週刊少年マガジン
価格:432円(電子書籍)/463円(単行本)
既刊:6巻(2018年3月現在)
あらすじ(amazonより)
何者かによって ”球”がこの地上に投げ入れられた。 情報を収集するために機能し、 姿をあらゆるものに変化させられる その球体は死さえも超越する。 ある日、少年と出会い、そして別れる。 光、匂い、音、暖かさ、痛み、喜び、哀しみ…… 刺激に満ちたこの世界を彷徨う 永遠の旅が始まった。 これは自分を獲得していく物語。 『聲の形』の大今良時が贈る、永遠の旅。真っ白な魂で世界に降り立つ、邂逅の第1巻!──現実だけが自分が誰なのかを教えてくれる。だから僕は、旅に出る。
BookLive新規入会限定!50%OFFクーポンプレゼント

劇場版アニメにもなった大ヒット作「聲の形」の作者、大今良時さんの最新作。
あらゆるものをコピーする不死の”それ”は最初、石やコケなどの姿を写しとり、偶然出会ったレッシオオカミの姿を獲得した後、人間と初めて出会います。「フシ」と名付けられたその存在は、歩き方や食べ方、暖かい・冷たいといったことは何も知らない状態。フシが他人と関わり、言葉や感情、痛みなどについて本能的に獲得していく様子を描きます。
この物語のすごいところは、先の展開が全く読めない点。フシは結局どういった存在なのか、どのような目的をもって生まれたのか、この物語はどこに行きつこうとしているのかなど、謎が多く、これからどうなっていくのか予測するのが非常に難しくなっています。
また、この作品は少年誌で掲載されていますが、青年誌での連載でもおかしくないほど、リアルな「生と死」が描かれています。フシという”人間的でない”存在があるからこそ、「人間味」「生きていること」を強く感じられる作品ともいえるでしょう。
一味違った漫画が読みたい人、謎の多いSFファンタジーが好きな人におすすめのマイナー漫画。(ペンギン太郎)

おじさまと猫

ダンディなおじさまと嫌われ猫のハートフルストーリー

おじさまと猫

おじさまと猫
著:桜井海
掲載誌:Twitter
価格:880円(電子書籍)/880円(単行本)
既刊:1巻(2018年3月現在)
あらすじ(amazonより)
お前に出会えたことが幸福だから ふくまるだよ ペットショップで売れ残っていた一匹の成猫。 日に日に値段が下げられ、見向きもされず、諦めていた猫の前に一人の男性が現れる。 彼が告げた言葉とは… 「私が欲しくなったのです」 これは誰かに愛されたかった猫と おじさまの、心温まる日々を紡いだ物語。

Twitterで話題となった作品が、書籍化された漫画。
「おじさまと猫」は、目つきが悪く売れ残り続けていた成猫が、ペットショップでダンディなおじさまにもらわれていくところから物語が始まります。先立たれた妻と昔交わした約束を果たすため、猫を飼い始めたおじさまと、これまで「可愛くない」「ブサイク」などと言われ続けた、自己肯定感が果てしなく低い”ふくまる”の生活を描いており、非常に平和な内容。おじさま好き、猫好きの両方のニーズを十分に果たすこの作品は、とにかくどちらも可愛い!お互いがお互いのことを大好きで、とても大切にしているのがひしひしと伝わってくるため、読んでいてホッコリします。
また、おじさまは猫を飼うのが初めてのため、ふくまるを風呂に入れようとして逃げられてしまう…というエピソードや、おじさまと一緒に寝れるのが嬉しくて起こしてしまうといった失敗(?)エピソードもあり、さらに好感がもてること間違いなし!
猫好きやおじさま好きはもちろん、ほっこりした漫画を読みたい人におすすめのマイナー漫画です!(ペンギン太郎)

2018年2月更新

蘭と葵

年の差×時代劇の胸キュンラブロマンス

蘭と葵

蘭と葵
著:上田倫子
掲載誌:月刊YOU
価格:429円(電子書籍)/453円(単行本)
既刊:3巻(2018年2月現在)
あらすじ(amazonより)
戦乱の世は終わりを迎えようとしているけれど女たちの戦いは終わらない── 祝言を抜け出し、世のため仕事に生きたいと願う、女忍び・服部蘭と実の母に疎まれ、何者かに命を狙われている、後の徳川家光こと竹千代。後継者争いの陰謀渦巻く江戸城で、出会うはずのなかったふたり。いつしか主従関係以上の気持ちが芽生え…?
BookLive新規入会限定!50%OFFクーポンプレゼント

徳川家三代目将軍・家光と、彼の警護をする、くノ一の蘭を中心に巻き起こる、ラブストーリー。
物語は、蘭が祝言を挙げる当日に脱走し、竹千代(家光の幼名)が暗殺されそうな場面に出くわすところから始まります。蘭は幼い頃からくノ一として武術や忍術の修行をしてきたため、暗殺者を難なく撃退。しかし、蘭は後からやって来た警備たちに暗殺者と間違われ、捕らえられてしまいます。さらに、再度襲来した暗殺者も蘭が倒すものの、家来たちは「仲間割れだ」と決めつけ、蘭は打ち首の危機に――。
上田倫子さんの漫画は、いつも登場人物のほとんどが、かなりのイケメンなのですが、竹千代も例に漏れず眉目秀麗。さらに竹千代は、「こんな弟を溺愛したい…!」と思うほど、素直さ、優しさ、そして強い正義感を兼ね備えた典型的な”イイ男”なのです。訳あって竹千代と蘭は一度離れ離れになるのですが、凛々しく成長した8年後も蘭のことを大好きな様子が、本当に愛しい…。
以前連載していた「月のしっぽ」という作品とのつながりもあるため、「蘭と葵」に興味を持った方は、そちらも要チェック!時代劇漫画が好きな人、イケメン揃いの少女漫画が読みたい人に、おすすめのマイナー漫画です。(ペンギン太郎)

天地創造デザイン部

動物トリビアが満載のギャグ漫画

天地創造デザイン部

天地創造デザイン部
著:蛇蔵、鈴木ツタ、たら子
掲載誌:モーニング・ツー
価格:540円(電子書籍)/616円(単行本)
既刊:1巻(2018年2月現在)
あらすじ(amazonより)
天界にある動物の「デザイン室」では、神様(クライアント)からのムチャ振りを受けて、日々さまざまな動物がデザインされていた。「ユニコーンってなんで存在しないの?」「美味しい生き物の条件って?」「海で最強の動物は?」「蛇と鳥、どっちが強い?」など、面白くてためになるコメディ満載!! マンガの単行本とは思えない、登場した動物たちの図鑑も収録!! これを読めば、動物園や水族館が100倍楽しくなる!!

「すっごい高いところの葉っぱが食べられる動物」「かわいくてかわいくない」「動けない甲殻類」といった、神様のフワッとしたイメージを、下請けである「デザイン部」が、動物・虫の形にする…といった、1話完結型のギャグ漫画。
この漫画は、動物に関する雑学がとっても面白い!「キリンは小動物を食べることもある」「コアラの盲腸は2メートル」「シカには胃が4つある」など、読んでいるだけで動物に関心が湧いてくる雑学が、どんどん登場します。また、動物をデザインする過程で、「〇〇みたいに××を作ってみたらどうだろう」「これだとすぐ死んじゃうから、あのときのあのアイディアを応用しよう」という風に、試行錯誤をしながら動物が生まれるのが、”ものづくりの現場”っぽいところ。地球を作ったはいいけれど、動物と虫が多すぎて自分1人では作りきれないから下請けに出しちゃう、神様の丸投げ感もゆるくてイイ!
動物が好きな人、雑学漫画が好きな人におすすめのマイナー漫画です!
ちなみに、作者の1人である蛇蔵さんが描いた、日本語学校で働く教師と生徒の4コマ漫画「日本人の知らない日本語」、理系雑学をコミカルに描く「決してマネしないでください」もオススメ。(ペンギン太郎)

2018年1月更新

北極百貨店のコンシェルジュさん

お客様は全員動物!新米コンシェルジュの奮闘を描く

北極百貨店のコンシェルジュさん

北極百貨店のコンシェルジュさん
著:西村ツチカ
掲載誌:ビッグコミック
価格:756円(電子書籍)/850円(単行本)
既刊:1巻(2018年1月現在)
あらすじ(amazonより)
お客様は全て動物。謎の百貨店ストーリー! 鬼才、西村ツチカの描く最新作は、 動物がいっぱい登場する王道のファンタジーです! 舞台は来るお客様が全て動物という謎の百貨店。 ヒロインは新人コンシェルジュとして働く秋乃さん(人間の女の子)、 彼女の前には毎回、「絶滅種」の動物のお客様が現れます。 長年連れ添う妻を喜ばせたい金持ちのワライフクロウ、 久々に会う父への贈り物をさがす女優のウミベミンク、 美しい彼女への求婚にひるむ若者のニホンオオカミ・・・ そして秋乃さんの周りには神出鬼没のフロアマネージャー、 温かく見守る上司や、きびきびとした態度の先輩、 斜に構えた謎の同僚など個性豊かなキャストが揃います。 可愛い動物のお客様たちの悩みが 一生懸命なヒロインの頑張りと機転で解決される とにかく無敵に良いマンガです。
BookLive新規入会限定!50%OFFクーポンプレゼント

イラストレーターとしても注目を集める、西村ツチカさんの最新作。お客様が全員動物の「北極百貨店」でコンシェルジュとして働き始めた、人間の秋乃さんの奮闘を描きます。
秋乃さんは、コンシェルジュとしては新米のため、1話目からいきなり失敗続き。背の小さいお客様にあたふたし、バランスを崩して踏んづけてしまったり、「お荷物お預かりしましょうか?」と声をかけたら、荷物だと思っていたものが、実はオポッサムの赤ちゃんだった…ということも。しかし、秋乃さんは多少の失敗もなんのその。失敗や先輩からのアドバイスを糧に、百貨店中を歩き回り、試行錯誤をしてお客様のために働きます。
秋乃さんのチャーミングさ、1話ごとに登場する動物たちの可愛さは、この漫画の最大の推しポイント!特に筆者のお気に入りは、第3話のニホンオオカミの青年の話です。同じニホンオオカミの彼女にプロポーズしたいけれど、あと一歩勇気が出せず、言い出せない…という悩みを、秋乃さんは自前のセンス、コネクションを活かし、見事に解決!気になる方は、ぜひ本編でチェックしてみてください。
また他の話では、いわゆる「クレーマー」のお客様とどう付き合っていくか、サービス業とは何なのか、といったところに踏み込んでおり、ほのぼの和気あいあいなストーリーだけではないところも見どころ。
動物が好きな人、お仕事系の漫画が好きな人におすすめの、マイナー漫画です。(ペンギン太郎)

さめない街の喫茶店

世界各国の料理が楽しめる、夢の中のファンタジー

さめない街の喫茶店

さめない街の喫茶店
著:はしゃ
掲載誌:マトグロッソ
価格:745円(電子書籍)/821円(単行本)
既刊:1巻(2018年1月現在)
あらすじ(amazonより)
ある日突然、眠りから目覚めることができなくなったスズメは、「ルテティア」という“さめない街”に迷い込み、喫茶店「キャトル」で働くことに。 いったいなぜ目覚めなくなってしまったのか、美味しい喫茶メニューと魅力的な夢の住人たちとともにひも解いていく、新感覚のグルメファンタジー。 新進気鋭の人気作家、商業初の単行本。

フィリピンやトルコ、韓国など、海外旅行した際の出来事やご飯などについて書いたフリーペーパーを定期的に発行している他、装画やキャラクターデザイン等を手掛け、イラストレーターとして活躍する「はしゃ」さんの商業初の単行本。
はしゃさんの特徴として、まず挙げられるのが、”やけに美味しそうなご飯”なのですが、本作でも、とっても美味しそうなご飯がたくさん登場します。作中で扱われている料理は、ドーナツやイチゴタルト、ケークサレなど、誰もが知っているものから、イギリスの家庭料理トード・イン・ザ・ホール、スペインのお菓子パナジェッツなど、マイナーな食べ物まで幅広くカバー。漫画のストーリーを楽しめるだけではなく、お菓子のレシピも手に入れられるため、実際に作って味わえる、一石二鳥の作品です。また、ストーリーはほのぼのとしており、主人公の「スズメ」が”ルテティア”という、夢の中にある街の喫茶店で、料理を作ったりお客さんに料理を教わったり…というもの。スズメはある日突然、夢から覚めることができなくなり、ルテティアで生活することになってしまうのですが、なぜ覚めることができないのか、その謎が解明するのは、まだこれから…。
ほのぼの系のファンタジーが好きな人、美味しい料理やお酒が好きな人に、おすすめのマイナー漫画です。(ペンギン太郎)

2017年12月更新

北北西に曇と往け

アイスランドを舞台に織りなす、ファンタジーミステリ

北北西に曇と往け

北北西に曇と往け
著:入江亜季
掲載誌:ハルタ
価格:734円(電子書籍)/734円(単行本)
既刊:1巻(2017年12月現在)
あらすじ(amazonより)
舞台はアイスランド島、北緯64度のランズ・エンド。 17歳の主人公・御山慧には3つの秘密があった。 ひとつ、クルマと話ができる。ふたつ、美人な女の子が苦手。 3つ、その職業は、探偵――。 あるときは逃げ出した飼い犬を連れ戻し、 またあるときはひと目ぼれの相手を探し出す。 愛車ジムニーを駆りながら、 胸のすくような探偵活劇が、いま始まる! 若き魔法使いの成長を描いた『乱と灰色の世界』から2年。入江亜季の最新作は極北の大地が舞台の“エブリデイ・ワンダー”!!
BookLive新規入会限定!50%OFFクーポンプレゼント

アイスランドで祖父と暮らしながら、探偵業を行う主人公の御山慧(みやま・けい)。ある日、慧は、日本にいる弟の三知嵩(みちたか)と連絡が取れないことに気付きます。その後、三知嵩を預かっていた叔父夫婦が死亡。「御山三知嵩は人殺しだ」と主張し、彼の行方を探す刑事が出現するなど、慧の周りで異変が起こり始める――!
美しい絵に加え、魅力的なキャラクターが多数登場し、読者の心をガッツリ掴む入江亜季さんの新作。「乱と灰色の世界」の完結から2年、待ちに待った新刊がやっと出た…!!と思っている人も多いのではないでしょうか。例にもれず、今作もキャラクター1人1人がとても魅力的です。主人公の慧は、見た目はスラっと背が高く、どこか達観しているようで、意外と子どもな部分もあるところが可愛い。車や扇風機といった、無機物と話せる能力を持っている点もポイント。そして祖父のジャックは、鳥と意思疎通できる能力を持つ、女たらし。その他にも、ジャックに一目惚れした、現在女優業を休業中のカトラなどなど、気になるキャラクターがたくさん描かれています。
また、アイスランドの肌寒い、独特の空気が伝わってくるところも、この漫画の大きな魅力。風景はもちろん、家のデザインや食べ物、服装からアイスランドがどんな国か、想像が掻き立てられます。
ファンタジーやミステリーが好きな方に、おすすめの1冊!(ペンギン太郎)

百姓貴族

実体験に基づいた、農業ギャグエッセイ

百姓貴族

百姓貴族
著:荒川弘
掲載誌:ウィングス
価格:540円(電子書籍)/734円(単行本)
既刊:5巻(2017年12月現在)
あらすじ(amazonより)
マンガ家になる前は北海道で七年間、農業に従事していた荒川弘。牛を飼い、野菜を作り、クマに怯え、エゾシマリスに翻弄される― 年中無休で働き、切ない想いも多々あるハードなお仕事。「水がなければ牛乳を飲めばいいのに」。なんたって“百姓貴族”ですから!!知られざる農家の実態を描いた、日本初農家エッセイ登場。

鋼の錬金術師」の作者である、荒川弘の農家エッセイギャグ漫画。
高校を卒業してからの7年間、北海道の実家で酪農・畑作をしていた荒川弘さんの実体験が、そのまま漫画になっています(もちろん、多少の誇張はお約束)。
この作品のすごいところは、なんといっても読みやすさ!1話1話のテンポがよく、スイスイっと読み進めることができます。また、農業の大変さ、面白さがわかりやすく描かれているので、農業についての知識が全くない状態でも、100%楽しめるのが嬉しいポイント。例えば、畑の作物を勝手に盗んでいく野菜泥棒、牛との意思疎通、ジャガイモ収穫中の変な拾い物などなど、飽きることがありません。さらに、食料自給率、後継者問題など、問題提起をする部分もあり、最初から最後までギャグだけでは終わらないところも、この作品の大きな魅力と言えるでしょう。
現在、週刊少年サンデーで連載中の「銀の匙 Silver Spoon」は、北海道の農業高校に通う少年の成長を描いた作品。農業の大変さや苦労、命の重みなどが、より深く掘り下げられているので、百姓貴族を読んで、農業って面白そう!と思った方は、こちらもチェックしてみるのがおすすめです!
荒川ファンだけではなく、目新しいエッセイコミックを読みたいと思っている人、農家の仕事が気になる…!という人必見の漫画。(ペンギン太郎)

2017年11月更新

ルポルタージュ

恋愛について問いかける近未来の社会派漫画

ルポルタージュ

ルポルタージュ
著:売野機子
掲載誌:月刊バーズ
価格:680円(電子書籍)/680円(単行本)
既刊:2巻(2017年11月現在)
あらすじ(amazonより)
2033年、近未来の日本。そこでは恋愛する者はマイノリティとなり、“飛ばし”結婚という、面倒事や痛みを伴わない男女のパートナーシップが一般化されていた。その象徴とも言える「非・恋愛コミューン」と呼ばれるシェアハウスが突如テロリストに襲撃され大勢の犠牲者が発生。中央新聞社会部記者・青枝聖は、テロ被害者のルポを書きながら恋愛に巻き込まれていく――。
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これからの恋愛の形をテーマにした、社会派漫画。この漫画には、「テロ事件」「恋愛」と重要な軸が2つあり、その2つが主人公たちの周りを、ぐるぐると渦巻く様子が見どころです。
本作の1つ目の軸は、シェアハウスでのテロ事件。シェアハウスで暮らしていた人たちは、恋愛をせずにお互いの条件やライフプラン、性格などが合致した人と結婚をする「飛ばし結婚」の相手を探していました。新聞社に勤める主人公の青枝聖(あおえ・ひじり)と、職場の後輩である絵野沢理茗(えのさわ・りめい)の2人は、テロ事件の追悼企画として、被害者たちの人生をまとめる「ルポルタージュ」を任されることに。事件の被害者を追っていくにつれ、シェアハウスが狙われた理由や過激思想テロ組織との関連性が徐々に明かされていきます。
そして、もう1つの軸が、恋愛。テロ事件のルポルタージュ作成を通して、聖は、加害者の生活を支援していたNPOに所属する國村葉(くにむら・よう)と出会い、彼と恋に落ちます。聖は葉と一気に距離を縮め関係を持つ一方、絵野沢も聖を慕っていることが判明。「恋愛なんて邪魔くさい」という若者が増えるなかで、3人の関係は複雑に絡み合い――
飛ばし結婚賛成派のシェアハウステロ事件で、恋が育っていく演出が憎いところ。また、売野さんの画が儚く、特に主人公の聖は独特の雰囲気を放っています。恋ってなに?結婚に恋愛って必要?と考える人には、特におすすめのマイナー漫画。(ペンギン太郎)

イカちゃんクマちゃん

イカとクマの、ほのぼの共同生活

イカちゃんクマちゃん

イカちゃんクマちゃん
著:三木よう子
掲載誌:note
価格:-(電子書籍)/864円(単行本)
既刊:2巻(2017年11月現在)
あらすじ(amazonより)
しっかり者のクマちゃんの家に、ちょっと強引で感情的なイカちゃんがやってきた。ふたり(!?)の生活に、クスッとなったり、切なくなったり、勇気づけられたり……。大人気【note】連載マンガ待望の書籍化!

冷凍庫の中から突然出てきたイカちゃんと、人間界でほうとう屋を営むクマちゃんの共同生活を描く1~3コマ漫画。この漫画の魅力は、イカちゃんとクマちゃんの可愛さです。少し強引で、感情的なイカちゃんと、しっかり者のクマちゃん。イカとクマって全然違うけど、大丈夫かな~と心配になりますが、2人(匹?)は意外と上手くやっていくんです。一緒に映画を見たり、クマちゃんのお兄ちゃんと一緒に3人でスカイツリーに行ったり、ほのぼのとした日常に、とっても癒されます。
もちろん、いつでも毎日仲良し!…というわけでもなく、イカちゃんの大切なぬいぐるみ「クマのクーちゃん」を洗ってしまったことで、気まずくなってしまうエピソードなど、不穏な空気が流れることも。ケンカした後は、ちゃんと仲直りをするのですが、その方法も可愛い…!たまに、ウルっときてしまうストーリーもあり、読んでいて飽きることはありません。また、共同生活の中で垣間見えるお互いへの気遣いが心に沁みる…。誰かと一緒に住むことって、難しいけど、楽しいことや嬉しいこともたくさんあるよね、というメッセージが本当に素敵なんです。
動物に癒されたい、日々の生活に疲れたと思ったときに読みたいマイナー漫画。(ペンギン太郎)

2017年10月更新

ふつうの恋子ちゃん

ふつうに生きたい女子と無自覚天然イケメンのラブストーリー

ふつうの恋子ちゃん

ふつうの恋子ちゃん
著:ななじ眺
掲載誌:マーガレット
価格:399円(電子書籍)/432円(単行本)
既刊:5巻(2017年10月現在)
あらすじ(amazonより)
ふつうが一番幸せに決まってる! …と思う。
恋多き母親と、恋無き姉を見て育った主人公・恋子。恋におぼれて辛いのも、恋がなくて可哀そうなのも嫌で、平均的な彼と、平均的な恋を実行している高校生。その「ふつう」な幸せが、学校一のモテ男・剣と関わりだしてから、どんどん崩れていく!?
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この漫画で圧倒的に推せるのが、天然イケメンの剣くんです…!!剣くんは少女漫画にありがちな、頭がよくてイケメンで運動もできるという典型的なモテ男。しかし、恋に関してはとにかく純情でウブ。恋は未経験、付き合うならすごく好きな人じゃないと!という考え方の持ち主で、彼女もいません。
そんな剣くんは、浮気をした恋子の元カレ・佐藤くんとケンカする、恋子の家でバイトを始める、恋子のおでこにチューをするなど、明らかに恋子のことが好きなそぶりを見せるのです…が、何と、彼は「自分自身がなぜでそんなことをするのか」全然わかっていない。行動が素直すぎる剣くんに、恋子は「それって恋なのでは…」と言ってしまうのですが、剣くんは天然で、「え?そうなの?」な状態…。これだけ証拠が揃っているのに、本人は全然気付いてないなんて、そりゃあ言いたくもなるよ!と思うのですが、それでも剣くんは許されてしまうんです…。
また、主人公の恋子も可愛い。ふつうに生きていきたいので、ヒエラルキートップの剣くんとの接触を避けようとするのですが、どうにも剣くんが気になってしまう。嫌なんだけど本当は嫌じゃない!というのがダダ漏れで、読み進めながら2人の関係にもどかしさを感じながら、めちゃくちゃときめいてしまうこと間違いなしです!
漫画でときめきたい!と思っている人、王道とは一味違った少女漫画が読みたいと思っている人におすすめ。(ペンギン太郎)

波よ聞いてくれ

道産子の人生+ラジオ奮闘劇

波よ聞いてくれ

波よ聞いてくれ
著:沙村広明
掲載誌:アフタヌーン
価格:540円(電子書籍)/637円(単行本)
既刊:4巻(2017年10月現在)
あらすじ(amazonより)
舞台は北海道サッポロ。主人公の鼓田ミナレは酒場で知り合ったラジオ局員にグチまじりに失恋トークを披露する。すると翌日、録音されていたトークがラジオの生放送で流されてしまった。激高したミナレはラジオ局に突撃するも、ディレクターの口車に乗せられアドリブで自身の恋愛観を叫ぶハメに。この縁でラジオ業界から勧誘されるミナレを中心に、個性あふれる面々の人生が激しく動き出す。まさに、波よ聞いてくれ、なのだ!
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「波よ聞いてくれ」は、北海道を舞台に、カレー屋で勤める主人公のミナレが、ひょんなことからラジオパーソナリティになる物語。作者は、2017年春に実写映画化された「無限の住人」で知られる沙村広明さん。 この漫画は、ラジオを題材にしているだけあり、ミナレのセリフが最大の魅力。特に、1話目で、ラジオから流れるミナレの喋りは必見です!ラジオ以外での発言も独特で、「こんな人友達にほしい、一緒に飲みたい!」と思う人も多いはず。
ちなみに、本作では、ラジオで喋る内容も全て文章化されているため、一般的な漫画と比較すると1ページあたりの文字量はかなり多め。ですが、内容が面白いので、文字の多さは全く気になりません。 また、時代劇でも通じるような個性的な絵と内容のギャップが、より一層作品の面白さを引き立てています。1話目でミナレがラジオを通して、元カレに「地の果てまでも追い詰めて殺す」と言うシーンや、ラジオで流れている声が自分のものだと気付くシーンは、この絵でないと映えない場面といえるでしょう。
1話ごとの満足度・完成度が高く、何度でも読み返したくなる点もこの漫画の魅力。ラジオが好きな人はもちろん、人生に迷っている人にもおすすめのマイナー漫画です。(ペンギン太郎)

2017年9月更新

青野くんに触りたいから死にたい

突き抜けた純愛は恐怖になる…

青野くんに触りたいから死にたい

青野くんに触りたいから死にたい
著:椎名うみ
掲載誌:月刊アフタヌーン
価格:540円(電子書籍)/648円(単行本)
既刊:1巻(2017年9月現在)
あらすじ(amazonより)
君に触れるなら、死んでもいいよ。これがわたしの愛なんだ。アフタヌーン公式サイト「モアイ」掲載の1話が300000PV突破! 話題の「青野くん」がついに単行本化! 天然少女・優里ちゃんと、その彼氏・青野くん。ごく普通のお付き合いをしていたふたりだが、ある日突然、青野くんが「いなくなって」しまう……。絶対に結ばれないし、触れ合えないふたりの、でたらめで切実すぎるラブ・ストーリー。
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主人公は、おとなしいけれど思い込みの激しさゆえにすごい行動力を発揮する女の子、優里ちゃん。彼女が好きになったのは、隣のクラスで一度だけ話したことのある青野くんです。青野くんに自分を知ってほしい、どうしたら彼に覚えてもらえるのか…と考えた優里ちゃんは、いきなり青野くんに告白、晴れて2人は付き合うことに。しかしその2週間後、青野くんはこの世を去ってしまいます。
作者の椎名うみさんは、正直、画力がすごくある…というわけではありませんが、表現力がすごい!まず、青野くんが死んでしまったことを知り、家に帰ったときの優里ちゃんの表情。それまでのキラキラツヤツヤした、青野くんのことが大好きな優里ちゃんとは打って変わり、唇を噛み締めた後がしっかりつき、刺すような緊迫感のある表情をしています。また、優里ちゃんが泣くシーンでは、よくある「わ~ん」という泣き方はせず、「ふわぁ~!!あひゃあ~」と泣くんです。そんなヒロインありですか?!
優里ちゃんの言動や表情、思考は、かなり独特で振り切れてるので、より心に強く残り、読了後は恐怖と期待が混じった、不思議な余韻に浸れるはず。また、青野くんに関する謎が、これからどう解き明かされていくのか…もチェックしたいポイントです。ラブストーリーとホラー、コメディが混ざった注目の漫画。(ペンギン太郎)

qtμt キューティーミューティー

油断していたら、カウンターアタックをくらいます

キューティーミューティー

qtμt キューティーミューティー
原作:さやわか
作画:ふみふみこ
掲載誌:ビッグガンガン
価格:627円(電子書籍)/627円(単行本)
既刊:2巻(2017年9月現在)
あらすじ(amazonより)
嘘だらけの日常。
奪うもの、奪われるもの。
少女たちはまだ、何も知らない。
中学二年生のはな、四葉(よつば)、小栗(こくり)、穂紀香(ほのか)は仲良し4人組。
この日常は平和で朗らか、そう思っていたのは、はなだけだった。
ある日、はなの元に差出人不明の手紙が届く。
歪んでいた日常は、形を変えて壊れてゆき、少女たちの性は、より大きな暴力に穢(けが)されていく――。
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ぼくらのへんたい」「女の穴」など、性的マイノリティに焦点を当てた漫画や、男女の性をテーマにした作品をいくつも生み出している、ふみふみこさんの新作漫画。原作を担当するさやわかさんは、ライター、物語評論家として活躍しています。
この作品は、可愛い女の子たちがキャッキャしているほのぼの日常系…ではなく、その裏で、個々のキャラクターが悲惨な目に遭っている…というストーリー。もちろん、救いどころがないわけではなく、その「悲惨な目」に遭った体験をもとに、悪の組織をやっつけるメンバーになりませんか?という提案があるところまでがセットです。ここまで聞くと、「魔法少女まどか☆マギカ」をどことなく連想させるように思えるかもしれませんが、「まどマギ」とはまた一味違う絶望がこの作品にはあります。
また、ふみふみこさんの絵は、全体的に丸くデフォルメされたような可愛い雰囲気で、その分、内容と絵のギャップがあり、ストーリーが一層際立っている点も魅力。
ミステリー要素あり、アクションあり、エロあり、と詰め込みすぎでは?と心配になりますが、しっかりとストーリーや設定が整理されているため、安心して読み進められます。1巻を読んだら、絶対に2巻が読みたくなること間違いなし!男女どちらにもおすすめできるマイナー漫画です。(ペンギン太郎)

2017年8月更新

サトコとナダ このマンガがすごい!第3位

アメリカ×日本×サウジアラビアの異文化交流ライフ!

サトコとナダ

サトコとナダ
著:ユペチカ 監修:西森マリー
掲載誌:ツイ4(Twitter)
価格:658円(電子書籍)/691円(単行本)
既刊:1巻(2017年8月現在)
あらすじ(amazonより)
ルームメイトはサウジアラビアの女の子!?初めてのアメリカ、イスラム文化、ひとつ屋根の下で繰り広げられる魅惑の異文化交流ライフ
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アメリカで、日本人のサトコと、サウジアラビア出身でイスラム教徒のナダがルームシェアをする日常を描いたエッセイ風の4コマ漫画。
イスラム教徒というと、日本人にはあまり馴染みがないため、「違う世界の住人」「自分たちとは何もかもが違うのでは?」と感じる人も多いと思いますが、そんな方にこそ、この漫画がおすすめ!イスラム教徒でも、キリスト教徒でも無宗教でも、「女の子」として生きることに何の違いもないと、とてもわかりやすく描いています。
また、異なった宗教観・価値観を持つサトコとナダの2人が、それぞれの考え方や生き方を尊重しながら、仲良く生きていく姿が描かれている点もこの漫画の魅力といえるでしょう。
さらに、監修者がいるだけあって、服装、食べ物、お祈りなど、イスラム教の文化が学べる点も要チェック。これといった派手さはないものの、じわじわと心に沁みる漫画です。 (ペンギン太郎)

妄想テレパシー 次にくるマンガ大賞2位

超能力女子高生の後味すっきりラブコメ4コマ

妄想テレパシー

妄想テレパシー
原作:NOBEL
掲載誌:ツイ4(Twitter)
価格:864円(電子書籍)/896円(単行本)
既刊:4巻(2017年8月現在)
あらすじ(amazonより)
他人の心の声が”視”えてしまう、地味でエスパーな女子高生・中野さん。
春から同じクラスになった戸田くんは、成績優秀、運動神経抜群の無口でポーカーフェイスな人気者……と思っていたら、頭の中は中野さんへの妄想であふれかえっていて――!?
カラーは妄想(リビドー)、モノクロは現実(リアル)!
魅惑のフルカラー4コマ
ツイ4新人賞受賞作品。
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主人公の中野さんは、他人の心の声が視える超能力者。人の心を読めるが故に、他人と必要以上の交流をしない生活をしていましたが、中野さんのことが大好きな、クールでスポーツマンなイケメン戸田くんとの出会いで、中野さんの世界は一気に広がります。
妄想テレパシーが他の4コマ漫画とひと味違うところは、中野さんが視ている人の心が「カラー」、現実の世界は「モノクロ」で描かれている点。「カラー」と「モノクロ」を使い分けできるのは、本作がウェブ連載の漫画だから。
また、登場するキャラクターも、全員人間味があって、どこか憎めない。戸田くん狙いの性悪女かと思いきや、中野さんの大きな心の支えになるマナ、中野さんへ大々的にアプローチする後輩の清水くん等、一見「なんだコイツ…」と思うキャラでも、純粋で一本筋が通っているから、嫌いになれません。
中野さんと他のキャラの関係が進展するにつれ、中野さんの他者に対する考え方、姿勢が変化していく様子にも注目して読んでほしい、おすすめのマイナー漫画です。 (ペンギン太郎)

2017年7月更新

とんがり帽子のアトリエ

精緻な画でおくる、王道魔女っ娘ファンタジー

とんがり帽子のアトリエ

とんがり帽子のアトリエ
著:白浜 鴎
掲載誌:モーニング・ツー
価格:540円(電子書籍)/659円(単行本)
既刊:1巻(2017年7月現在)
あらすじ(amazonより)
小さな村の少女・ココは、昔から魔法使いにあこがれを抱いていた。だが、生まれた時から魔法を使えない人は魔法使いになれないし、魔法をかける瞬間を見てはならない……。そのため、魔法使いになる夢は諦めていた。だが、ある日、村を訪れた魔法使い・キーフリーが魔法を使うところを見てしまい……。これは少女に訪れた、絶望と希望の物語。
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「とんがり帽子のアトリエ」の最大の魅力は、その緻密な絵と世界観のタッグ!とにかく丁寧に書き込まれている絵は、古い絵本の挿絵を見ているようです。特に石や草、森などの自然や、服の汚れなどの細部が丁寧。作者の白浜鴎は、前作「エニデヴィ」のときから画力には定評があったのですが、今回も期待を裏切らないレベルの高さを発揮しています。
ストーリーは目新しいものがあるわけではありませんが、絵のタッチと非常にマッチしており、「中世ヨーロッパの魔法使い」というのは、この絵が最も映える題材の1つなのではないでしょうか。魔法の奥深さや、敵も含めたキャラクターの設定がしっかりしているため、安心して楽しく読むことができるはず。
元々王道ファンタジーが好き!という人だけでなく、いつもは読まないけど試しに…という人にもおすすめの作品。 (ペンギン太郎)

バイオレンスアクション

ゆるふわ+凄腕殺し屋=簿記専門学校生

バイオレンスアクション

バイオレンスアクション
原作:沢田 新 作画:浅井 蓮次
掲載誌:ビッグコミックススペシャル
価格:648円(電子書籍)/680円(単行本)
既刊:2巻(2017年7月現在)
あらすじ(amazonより)
暴力団抗争の行き違いから、組に家族を殺された拷問専門の[医者]。
[医者]は復讐を誓い、組潰しを「殺し屋派遣業」に依頼する。
派遣されたのは[簿記専門学校生]の[女子]。
彼女こそ指名NO.1の凄腕ヒットガール。名前は――[ケイ]。
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デリヘル嬢に扮する凄腕殺し屋の「ケイ」を中心に展開される、1話完結型のアクション漫画。作者の浅井蓮次さんは、細田守監督作品「バケモノの子」のコミカライズ作品なども手掛けています。
この漫画、とりあえず表紙を見てください。なんかかわいいゆるい感じの女の子が銃を持っていますよね。その子が凄腕殺し屋のケイちゃんです。この子が指名No.1の殺し屋で、人を殺しまくるんですよ。このギャップ、すごくないですか!
ケイちゃんはとにかく純粋で明るくて良い子。人を殺したあとや任務の途中のスキマ時間にきちんと簿記の勉強をするし、依頼者には「なるべくなら生きましょうよ」とエールを送ります。そのキャラクターと殺し屋という職業のミスマッチ感がたまらない。しかも、アクションがめちゃくちゃかっこいいんです。ケイちゃんは基本的に銃を使うのですが、とにかく身軽で仕事が早い。バンバン殺していきます。罪悪感なんて微塵も感じさせない、爽快感のある殺しが最高です。
ゆるふわな女の子あり、かっこいいアクションあり、えげつないストーリーありの、アクション好きにおすすめの漫画。 (ペンギン太郎)

2017年6月更新

思春期ビターチェンジ

今までにない、長期的男女入れ替わりファンタジー

思春期ビターチェンジ

思春期ビターチェンジ
著:将良
掲載誌:COMICポラリス
価格:550円(電子書籍)/617円(単行本)
既刊:6巻(2017年6月14日現在)
あらすじ(amazonより)
小学4年生のある日、突然、お互いの身体が男⇔女入れ替わってしまったユウタとユイ。元の姿に戻れないまま3年め、二人は異性の姿で中学へと進学して……? 戸惑い、揺れる──少年少女ほろにが青春デイズ!
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王道な男女入れ替わりファンタジー。作者の将良が運営する「迷彩バンビ」というサイトで掲載しているWeb漫画「ちぇんじ」が原作です。
ユイとユウタは小学生のときに意識が入れ替わり、どうやっても元に戻れず、2人はそのまま中学生、そして高校生に。本来の自分とは違う性で送る青春、果たして2人はどうなってしまうのか・・・?
この漫画は、「男女が入れ替わる」というファンタジー的な面白さだけではなく、2人の性格や生まれ育った環境が大きく違う点も面白いポイント。今まで見えなかったお互いの家庭の事情、友人関係がどんどん浮き彫りになり、次第に2人はお互いの良き理解者になっていくのも魅力です。
また、入れ替わることでただ絶望するだけではなく、その中でも前向きにどうにかやっていくところが、この漫画の素晴らしい点。劇的な何かがあるわけではないけれど、日常の中で友情関係や恋愛、戻れないまま過ぎていく時間と将来への不安を描くからこそ、読んでいる側は「もしも私がユイだったら・・・」「ユウタだったら・・・」とついつい感情移入してしまいます。
これからどうなっていくのか、最後に2人はどうなるのか、注目のマイナー漫画です。 (ペンギン太郎)

約束のネバーランド アニメ化

ジャンプがおくるギャップ系ダークファンタジー

約束のネバーランド

約束のネバーランド
原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか
掲載誌:週間少年ジャンプ
価格:399円(電子書籍)/432円(単行本)
既刊:3巻(2017年6月14日現在)
あらすじ(amazonより)
母と慕う彼女は親ではない。共に暮らす彼らは兄弟ではない。エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。真実を知った彼らを待つ運命とは…!?
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舞台はグレイス=フィールドハウスという孤児院。そこで暮らすエマ、ノーマン、レイの3人が主人公です。
3人は、血は繋がらないけれど、大好きな兄弟たちやママに囲まれ、幸せな日々を送っていました。
しかしある日、孤児院のコニーという女の子が引き取られることが決まり、孤児院を出ていきます。ところが、コニーが大切にしていたぬいぐるみを忘れたため、エマとノーマンはこっそり門へ。そこで二人が見た異様な光景と、信じがたい真実とは・・・?
この漫画の魅力は、なんといっても絵とストーリーのギャップ。
かわいい絵柄で、ジャンプ連載作品であることを忘れそうになりますが、ストーリーは、対照的にとても暗く、重い・・・。ちなみに、BookLive!では試し読みできるので、とにかくまずは読んでみてください!きっと読んだ後、同じセリフで友達に勧めたくなるはずです。 (ペンギン太郎)

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