爪がダメージを受ける原因 その1 ： 乾燥

爪が乾燥すると、光沢や弾力が失われて固くなり、割れやすくなります。乾燥の原因は、季節による部分もありますが、それだけではありません。日常生活の中にも、以下のような乾燥を引き起こしている原因があります。

1. 手洗い・皿洗い

手を洗った後、感染症予防のために付ける消毒液や、皿洗いに使う洗剤は、爪の乾燥を引き起こす原因に。特に、洗剤に含まれる界面活性剤は、皮膚の油分まで取ってしまうので、皿洗いをする際は、ゴム手袋の着用がおすすめです。

2. 除光液（リムーバー）の使用

マニキュアを落とす際に使う除光液（リムーバー）は、爪表面の水分を奪い、乾燥の原因になります。除光液を使う際は、頻度・量を少なめにしましょう。除光液の中でも、「アセトン」が入っていない「ノンアセトン」「アセトンフリー」のものを選ぶと、乾燥を抑えることができます。 また、マニキュアをすることが多い方は、マニキュアをしない日を作り、定期的に爪を休ませ、潤いを取り戻すようにすることも、健康的な爪を保つために大切なポイントです。

爪がダメージを受ける原因 その2 ： 偏った食生活

爪は皮膚が角質化したもの。身体の栄養状態や、血流・代謝の状態が良くないと、肌トラブルが起こるように、爪にも影響が出ます。
特に、偏った食生活を続けていると、身体の末端にある爪まで栄養が行き届かなくなるため、爪が割れたり、ささくれができたりと、爪にダメージが出やすくなる原因に。
また、無理なダイエットも身体に必要な栄養素が不足しがちになり、爪まで栄養が行き届きにくくなる原因になるため注意が必要です。

ネイルケアの方法 その1 ： 乾燥対策

爪は乾燥すると割れやすくなるため、ハンドクリームやネイルオイルを使って、爪・指先までこまめに潤いを補給し、乾燥を防ぐことが大切です。

1. ハンドクリーム

手全体はもちろん、爪を含む指先まで、きちんと塗りましょう。爪周りの皮膚にも揉み込むように塗ると、指先を乾燥から守ることができます。

2. ネイルオイル（キューティクルオイル）

粒子が細かく、爪の浸透率も高いため、爪にしっかり栄養を行き渡らせてくれます。ささくれ防止にも効果大。

また、爪の根元を押し上げる指先のマッサージも、新陳代謝を活発化させ、血液循環を良くしてくれるので、爪の乾燥防止に効果があります。さらに、血行が良くなると、爪の成長を促進させてくれるメリットも。
ちなみに、マッサージは、お風呂上りなど、身体が温まっているときに行うと、より効果が上がります。

ネイルケアにおすすめのハンドクリーム

ネイルケアにおすすめのネイルオイル（キューティクルオイル）

ネイルケアの方法 その2 ： 栄養補給

爪を健康な状態に保ち、成長を促進させるためには、バランスの良い食生活を送り、栄養をしっかり摂ることが大切です。

爪の健康に効果のある栄養素

タンパク質	タンパク質は爪の主成分であるため、食事などで、良質なタンパク質を摂ることが大切です。ちなみに、タンパク質をしっかり摂ることで、爪だけではなく、髪の毛や肌の状態も良くなります。 タンパク質を多く含む食品 …肉類、魚類、卵、大豆製品、乳製品など
ビタミンA	乾燥を防ぎ、爪割れ防止に効果があります。 ビタミンAを多く含む食品 ニンジン、にら、ほうれん草などの緑黄色野菜
ビタミンB2	爪の成長を促し、新しく生まれ変わらせる効果のある栄養素。ビタミンB2が不足すると、爪のツヤが失われます。 ビタミンB2を多く含む食品 レバー、うなぎ、卵、大豆製品、乳製品など
ビタミンE	血行を良くし、爪にツヤや潤いを与えてくれます。ビタミンEが不足すると、爪に潤いが無くなるだけではなく、弾力が無くなり、ちょっとした衝撃でも爪が割れやすくなります。 ビタミンEを多く含む食品 たらこ、アーモンド、植物油、カボチャなど

本来は、しっかりとバランスの取れた食生活を心がけたいものですが、仕事が忙しく、バランスの良い食事・食生活を送ることが難しい人もいるはずです。
そのような場合は、サプリメント等を上手く活用し、不足しがちな栄養素を摂りましょう。

ネイルケアにおすすめのサプリメント